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「政策コンテスト『元気な日本復活特別枠』に関するパブリックコメントへのお礼」を掲載しました。
政策コンテスト「元気な日本復活特別枠」に関するパブリックコメントへのお礼
平素より、国立大学法人愛知教育大学の教育?研究や大学運営に温かいご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。
さる9月28日付けで本学ホームページに標記パブリックコメント(以下、「パブコメ」という。)をお願いしましたところ、多くのコメントをいただき誠にありがとうございました。今回のパブコメ(総計36万件)では、文部科学省の要望事項へのパブコメが28万件と一番多く、その中でも大学関係事業が16万件を占めました。全国的に、大学の教育?研究の重要性、関心の高さを社会に対して示していただいたものと、感謝申し上げます。
ところで、「学習者の視点に立った総合的な学び支援及び『新しい公共』の担い手育成プログラム」(事業番号1904:要望額約1,330億円)の評価結果は、約5.5万件のコメントが寄せられたにもかかわらず、「既存受給者への貸与に必要な分は措置する必要。ただし、これを措置するには、要求?要望の削減による財源捻出が条件」という下から二番目の「C」評価にとどまりました。また、7.2万件のコメントが寄せられた「『強い人材』育成のための大学の機能強化イニシアティブ」(事業番号1905:要望額約1,200億円)の評価結果は、「教育:研究の基盤経費に一定の配慮が必要。ただし、その経費を相当に絞り込むとともに要求?要望の削減による財源捻出が条件。行政刷新会議の指摘を踏まえた対応が必要」という「B」評価とされ、予算を確保するには今後の動向を注視する必要があります(文科省の要望事業に対する評価会議の結果(2010年12月1日)は別添資料(PDF)をご覧ください)。
運営費交付金による学生の授業料免除枠(2010年度196億円、6.3%)が要望枠に回り、8.3%254億円が、事業番号1905の1,330億円の枠に入りました。愛知教育大学でも授業料免除申請者が飛躍的に増加しており、教育の機会均等を保障する国立大学の役割に鑑み、この要望枠の復活による「元気な日本」再生のために取り組んできました。しかし、多数のパブコメで広くご理解いただいたにもかかわらず、評価「C」となったことは、残念でなりません。しかし、大学関係へのパブコメでは10代、20代の若い方々の意見が半数以上を占め、本学でも千人近い学生の方々が意見を寄せてくれたことに大きな期待を持っています。
来年度の運営費交付金がどのようになるか(文科省要求枠では2010年度に比し560億円の4.8%減、要望枠884億円を加えれば2.8%増)予断を許しません。国大協では、「強い人材、強い大学、元気な日本」(PDF)という緊急声明を12月8日付で出しました。ぜひご覧いただきたいと思います。
学生の方々の学ぶ権利を保障し、教育の機会均等を保障していくために、頑張っていく所存です。何よりも今回の呼びかけに対し応えていただきました学生の方々をはじめ、保護者、附属学校関係者、職員など関係者の皆様に衷心よりお礼申し上げます。
あらためて、この場を借りてお礼を申し上げ、愛知教育大へのこれまで以上のご支援?ご協力をよろしくお願いいたします。
2010年12月13日
国立大学法人愛知教育大学
学長 松 田 正 久
カテゴリ:ニュース|掲載日:2010年12月13日
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