本学菅沼教生教授らの研究が,26日付け英科学誌「ネイチャー」に掲載されました。
本学菅沼教生教授らの研究が, 26日付け英科学誌「ネイチャー」に掲載されました。
本学の菅沼教授らによる共同研究論文が11月26日(木)発売の英国科学誌「NATURE」に掲載されました。
論文は教授を中心とする全国の7研究機関19人による共同研究で,テーマは「根粒菌の共生窒素固定に必須な宿主マメ科植物遺伝子の発見と機能解明」。肥料から窒素を取り入れて生育する植物が多いが,マメ科植物は空中窒素を活用して生育する。教授らはミヤコグサの根粒は形成されるが窒素固定しない変異体を研究し,根粒に特異なマメ科植物遺伝子が共生する根粒菌の窒素固定酵素(ニトロゲナーゼ)の活性中心の形成に関与していることを発見しました。なぜ根粒菌はマメ科植物との共生によってのみ高い窒素固定能力を発揮するのかの手がかりを得た学術的に重要な研究で,ネイチャーも研究成果を高く評価したものです。今後,マメ科植物以外での共生窒素固定能力の利用が期待されます。
菅沼教授らの研究は11月26日(木)付の新聞各紙朝刊に掲載されましたのでご覧下さい。
※写真左:記者会見する菅沼教授 右:マメ科植物ミヤコグサ
カテゴリ:ニュース|掲載日:2009年11月27日