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2025年3月 藤前干潟について学習するイベントで、本学の教職大学院生が講師を務めました
2025年04月10日
藤前干潟は、名古屋港に流入する庄内川、新川、日光川の河口部に広がるおよそ300ヘクタールの干潟です。 国内有数の渡り鳥の中継地で、毎年数多くの水鳥が飛来します。シベリアなど北半球の繁殖地とオセアニアなど南半球の越冬地を往復しているシギやチドリの大切な中継地となっています。ラムサール条約にも登録されており、渡り鳥が多く飛来する場所として大変有名です。
この藤前干潟については、名古屋市、環境賞、藤前干潟を守る会など、さまざまなステークホルダーにより、その保全に関する普及啓発が行われています。名古屋市では、所管する環境局環境企画課が藤前干潟ふれあい事業を展開し、干潟体験やイベントを実施しています。
今回、名古屋市環境局が、藤前干潟について学習するイベント「街なかで みて!ふれて!かんじる!藤前干潟」を3月23日(日)に名古屋市中心部にある伏見ライフプラザにて開催しました。小学生の親子を対象としたこのイベントでは、本学教職大学院生の小林遙香さんと向井綺音さんが開発したプログラムを基にして、彼女たち自身が講師を務めました。
干潟に住む生き物の標本を観察する参加者
このイベントでは、干潟について、各種映像とクイズから学ぶコーナー、藤前干潟に暮らす生き物について、標本から学ぶコーナー、藤前干潟の生き物になりきって、生き物の生活を体験する活動を行うコーナーが展開され、90分にわたって、親子が楽しそうに藤前干潟について学んでいきました。
参加した子どもからは、「標本をじっくり観察して干潟にすむ生き物の形や大きさがわかった」「干潟の生き物が生きる大変さがわかった」「エサとなる動物を捕まえるのが楽しかった」「今度は、本物の干潟に行ってみたい」などの感想が寄せられ、イベントを楽しむ様子がうかがえました。
藤前干潟ふれあい事業では、今回のプログラムを学校現場やイベントなどでも展開していく予定とのことです。本学から地域の教育貢献が具体的に展開されている事例として紹介させていただきます。
講師をつとめた小林遼香と向井綺音さん
干潟のできる様子の映像を視聴する参加者
干潟に住む生き物になりきって活動する参加者
藤前干潟の場所と地域を地図で確認する参加者
(地域連携センター長 大鹿聖公)
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