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2024年12月18日 未来共創プラン戦略7 教科横断探究プロジェクトシンポジウム「才能へのまなざし ―これからの学校、教員養成ができること、すべきこと―」を開催しました
2025年01月06日
12月18日(水)、愛知教育大学未来共創プラン戦略7教科横断探究プロジェクトが、シンポジウム「才能へのまなざし ―これからの学校、教員養成ができること、すべきこと―」を開催しました。個別最適な学びについての取り組みの深化が全国的に進む中、これからの学校教育、教員養成、教育行政では子どもたちの「才能」に対しどのようなまなざしを向けていくべきか、また、本学における教科横断型学習や探究型学習におけるコーディネート力をどのように育成していくべきかについて、深い知見をお持ちの講師による講演および白熱した対談が交わされ、各参加者にとって気づきの多い時間となりました。学生、大学院生、教職員等41人が参加しました。
小塚良孝副学長(カリキュラム改革?国際交流?未来共創担当)の司会の元、はじめに未来共創プラン戦略7プロジェクトリーダーの上原三十三教授から開会のあいさつがあり、個別最適な学びに焦点を当てた本シンポジウムの趣旨を説明した後、第一部として株式会社SPACE代表取締役CEO/最高情熱責任者の福本理恵氏から「私のパラダイムシフト:ROCKETからSPACE、そして異才から個才へ」と題してご講演いただきました。
自らの経験を交えて講演する福本理恵氏
講演では、自らの来歴とその時々の立場での教育とのかかわりや、考え方、関心の変遷などについて話され、子どもたちの認知特性や学校教育との関係を踏まえて、具体的にROCKETプロジェクトでどのような取組を行ったか、また、活動の中での子どもの具体的な様子や、時には当時の反省などについても、詳細にお話しいただきました。
これらの経験を元に現在取り組んでいるSPACEの活動について、生徒自身が自らの特性や興味関心等についてアセスメントを行い、自分自身を見つめ、理解していく「自分学」により、より自分に適した環境に調整していく学習の「個性化」についての実証研究や、鎌倉市や名古屋市教育委員会の主催で実施している不登校支援や探究学習に関する事業であるULTLAプログラムなどの事例をご紹介いただき、参加者は熱心に聞き入っていました。
その後、休憩をはさんで福本氏と真島聖子学長補佐(未来共創プラン担当)による対談「個別最適な学びは学校でどこまでできる? どこまですべき?」を行いました。
福本氏と真島聖子学長補佐の対談の様子
真島学長補佐から、公教育ではなく、民間事業者として教育に携わることの意義、メリット?デメリットについて提起されると、福本氏からは、意思決定の早さ、トライアンドエラーで迅速な動きができる小回りなど、民間ならではの利点、やりがいなどが挙げられるなど、時間が足りないほどの情熱にあふれた掛け合いに、フロアから大きな拍手が送られました。
あいさつする野田敦敬学長
最後に、野田敦敬学長から総括として、「個別最適な学び」について、福本氏の取り組みを踏まえ、野田学長が取り組んでこられた総合的な学習の時間における反省や今後の可能性などに触れ、シンポジウムを締めくくりました。
熱心に質問する有志参加者
また、その後、福本氏を囲んで懇談会を行い、有志参加者はここぞとばかりに「才能とは?」「公教育の限界?」「探究の題材の選び方は?」など、熱心に質問し、ディスカッションを行いました。福本氏のお話を間近で直接伺う、貴重な機会となりました。
終了後のアンケートでは「公的と私的の対比の中で、それぞれにメリット?デメリットがある中で、社会では両方とも必要な点をこのトークから学べた」「クラスに気になる子が何人もいる中で、その子たちがどのような思いを持ち、どんな個性があるか向き合い、理解しようとする姿勢が大切なのではないかと考えました」「個の最適を追究していくとまったく別々、バラバラになりそうだけど、工夫次第でそれぞれをリンクさせていけば、1+1=無限なのかなと感じました」などの意見が寄せられ、参加者の心に大きく響くテーマの提起であったことが伺えました。
今後も教科等横断し、協働的に学び合う次世代型プログラムの開発に努めるとともに、学生の資質向上や大学の授業改善につなげることを目指してまいります。
(教務企画課 教育課程係長 後藤成美)
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