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2024年7月4日 学生が参加し、地域とともにまちづくりのワークショップを実施

2024年07月12日

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7月4日(木)、刈谷市の主催により、本学において「刈谷駅周辺を過ごしたくなる場所にするためには?」をテーマにワークショップを行いました。これは、本学と刈谷市、刈谷駅前商店街振興組合、刈谷商工会議所が?刈谷市中心市街地活性化のための連携?協力に関する協定?を平成21年に締結しており、今年度の連絡会での発案を発端に実施に至ったものです。今まで個別の事業には学生も参画していましたが、まちづくりについて学生が直接、意見を出す場の設定は、今回が初めての試みとなりました。

まず、刈谷市のまちづくり推進課の職員から、刈谷市と刈谷駅の現状について、人口が増加しており、昼間人口比率が高いこと、刈谷駅は県内の駅では名古屋市内の駅に続き利用者数が多いことなどの説明がありました。しかし、通勤、通学目的が多いため、日中の駅周辺は閑散としているので賑わいを創出するにはどうしたらよいかの課題提起がありました。

刈谷市職員から現状の説明刈谷市職員から現状の説明

ワークのエリアについて提示ワークのエリアについて提示

刈谷駅でこんなことしたいな(学生の発表)刈谷駅でこんなことしたいな(学生の発表)

他の駅と刈谷駅の違いや、駅でどのように過ごすことがあるかという問いに、普段他の駅を利用しているという学生は「最寄駅では、パン屋に立ち寄りますが、刈谷駅にはないです」という意見や「今回のワークに先立ちゼミで刈谷駅周辺を見たところカリココという休憩できる場所があってよかった」という意見がありました。
また、刈谷駅周辺では贈り物が買えないという意見に対して、学生からは「友達の誕生日プレゼントなどが買える雑貨店などがない」との具体説明があり、一方、商店街の方は「手土産にできるケーキ屋さん、和菓子屋さんがない」といったように、贈り物一つでも異なる視点の意見がありました。

参加者で記念撮影参加者で記念撮影

SDGsのターゲットの中にも、だれもが参加できる形で持続可能なまちづくりを計画し実行する能力を高めることや、だれもが安全で使いやすい緑地や公共の場所を使えるようにといったことが掲げられています。多様なステークホルダーが集まり自分たちが住むまち、通学通勤するまちについて考える機会は未来をつくる大きな一歩となりました。

(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)

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