2024年4月24日 豊橋南高等学校教育コースの生徒が本学で授業体験と個人課題研究中間発表会を実施
2024年05月21日
4月24日(水)豊橋南高等学校教育コース3年生32人が本学に来訪しました。
愛知県教育委員会との相互連携協定に基づき、県立高校教育コースの教育活動に本学が継続的に協力をしており、個人課題研究中間発表会では毎年本学の地域連携センター担当教員がアドバイザーを務めています。昨年度までは土曜日の開催でしたが、教員の働き方改革に資することや高校生が普段の大学の様子を知ることを目的に、5回目となる今年度は初めて個人課題研究中間発表会を平日に実施しました。
まず、高校生は本学の附属図書館を職員の案内で見学しました。史資料室や模擬授業ルーム、キッズライブラリーなど、機能に応じた設備の充実と蔵書の多さに驚いた様子でした。
次に、生徒たちは授業体験としてそれぞれが希望する大学の授業を受講しました。「点字の応用」では、基礎を習得した大学生の振り返りも兼ねて学生から点字についての説明を受けた後に、教員として点字で教科を教えるためには算数や英語といった各教科の点字資料作成を習得する必要があるという前提のもと、算数プリント作成の実践授業を体験しました。また、「初等音楽科教育内容」では、小学校の音楽科の授業で取り扱われている活動を体験することで、その活動に込められた意味などを再確認すべく、大学生とのグループでリズムクラッピングを行いました。
各授業に参加した生徒は「久しぶりの音楽の授業で、グループで主体的な活動を行う授業だったので楽しかった」「小学校の授業の内容を、教師としての視点で考えつつ体験すると、子どもたちの理解の難しさに気づいたり、どのように教えるのがよいのか考えたりできるということが勉強になった」といった感想を述べました。
午後からは、来訪の一番の目的である個人課題研究の中間発表会を実施しました。各グループに分かれ、地域連携センター教員がファシリテーターを務め、学生間での質問や意見交換、そして地域連携センター教員からのアドバイスを行い、今後の探究活動の方向性をあらためて考える機会となりました。なお、中間発表会が平日に行われたため、豊橋南高等学校教育コースの卒業生で本学在学生が後輩の発表の様子を見守り、発表会終了後には地域連携センター教員や先輩である本学の学生に個別に質問する様子も見られ、実りのあるものとなりました。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)