2024年2月17日、18日 「外国につながる児童生徒のためのことばの力の評価ワークショップ」を実施しました。
2024年02月29日
2月17日(土)、18日(日)に愛知教育大学で「外国につながる児童生徒のためのことばの力の評価ワークショップ」を開催しました。このワークショップは、東京外国語大学が文部科学省から委託されている日本語能力評価方法の改善のための調査研究の一環として、各地で開催されているものです。本学の日本語教育支援センターがこれまでに実施した研修アンケートの中でも「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント:DLA」のスキルアップを望む声があったことから、東京外国語大学のワークショップと連動させる形で実施しました。
2日間の研修のうち1日半は、東京外国語大学の地域別ワークショップとして、DLAの映像を見ながら記述文のチェックを行いました。2日目の午後は、「DLAの実施と活用」をテーマに研修を行いました。長年DLAを実践している豊田市立西保見小学校の伊藤敦子先生を講師として、映像のDLA実施者の良かったところ、真似したいところを振り返った上で、DLAの様子から分かったことや授業の計画を立てる上で何を目指すか、何に気をつけるかをグループで考えました。研修には、小?中?高等学校の先生や小学校から高等学校までの外国人児童生徒支援にあたる支援者が集まったことから、グループワークにおいて多様な年齢を相手にしている異なる視点で議論を深めることができました。
また、1日目の研修の休憩時間で教材などについての質問があったことから、2日目は講師の伊藤先生が教材を持参していただき、参加者は休憩時間も熱心に情報交換をしました。
講座後のアンケートでは、「さまざまな言語レベルの生徒へのDLA実践を比較して見ることで学びがあった」「テスターの進め方が参考になった」「DLAをどう生かすかがとても参考になった」「さまざまな立場の方と話ができてエンパワーメントされた」といった感想があり、充実した2日間の研修となりました。
(地域連携課 地域連携係 係長 松本典江)