2024年2月5日 本学附属特別支援学校の中学部が本学を訪問しました。
2024年02月26日
2月5日(月)、愛知教育大学未来共創プラン戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の取り組みとして、本学附属特別支援学校中学部12人(1年生6人、2年生3人、3年生3人)と引率教員9人が本学を訪れました。
寒い冬の雨の中バスで到着した生徒たちは、速足で次世代教育イノベーション棟に駆け込みました。中に入ると特別支援教育講座の相羽大輔准教授と同講座の小倉靖範准教授、またボランティアの学生?院生や卒業生16人が生徒たちを温かく出迎えました。「愛教ちゃん」と「エディ」も登場し、みんなで楽しくコミュニケーションをとりました。
相羽准教授から今日のミッション「大学のスーパーでお土産を買おう!」の説明があり、学生と二人一組になり大学内の生協へ買い物に行きました。授業では、視覚障害教育のノウハウを生かして、漢字ばかりの難しい文章で書かれたミッションシートを生徒たちが画像認識アプリ「Seeing AI」で確認したり、お買い物アプリ「レジスタディ」を使ってぴったりおつりを払えたりする体験のほか、視認性にこだわった「愛教ちゃん」と「エディ」の塗り絵にもチャレンジしました。お買い物では、生徒たちは生協のたくさんの品ぞろえに目を輝かせ、本やお菓子を興味深そうに眺めていました。学生と一緒に悩みながら商品を選び、お金を一枚ずつ数えてクリアファイルとペンをお土産として購入し、ニコニコしながらお店の人にお礼を言いました。お土産は自分で色を塗った愛教ちゃんとエディの塗り絵を貼ったお土産袋に入れ、大事にカバンにしまいました。
無事にミッションを終え、学生たちと集合写真を撮った後は学食体験にチャレンジしました。たくさんのおいしそうな料理から食事を注文し、小鉢やデザートをとって自分のお財布から支払いをしました。みんなで楽しく食事をして大学生気分を味わいました。
昼食後は次世代教育イノベーション棟に戻って休憩しているところに再度「愛教ちゃん」と「エディ」が登場し、生徒達は歓声をあげながら迎え、みんなで記念撮影をしました。その後はみんなで使った部屋の片付けをし、笑顔でバスに乗り込み、大学を後にしました。
引率した教員からは「大学生と一緒に活動でき、買い物や学食で食べる経験を積むことができた。音声アプリなど教師も勉強になるものがあり有意義でした」という感想をいただきました。
また、相羽准教授からも「視覚障害のノウハウが知的障害教育にも応用できるということが学生たちにも伝わり、師弟共に、一定の学びがあったと思います」という感想が寄せられました。
当プロジェクトは、「子どもと共に、学生と共に、社会と共に、附属学校園と共に、未来の教育を創ります。」というビジョンを実現するため、積極的に地域の子どもたちを受け入れていきます。
(企画課 未来共創推進係 大森智子)