数学教育講座 石川雅章助教が「令和4年度全国数学教育学会奨励賞」を受賞
2024年01月24日
数学教育講座の石川雅章助教が全国数学教育学会の「令和4年度全国数学教育学会奨励賞」を受賞し、授賞式が2023年12月16日(土)に福岡教育大学にて実施されました。学会奨励賞は、数学教育学研究を推進する上で、将来の発展が期待される優れた研究論文に与えられる賞です。認知言語学の知見を数学教育学研究に援用することで、学問領域の境界を明確にしようとする試みが評価されこの度の受賞に至りました。
【論文題目】
石川雅章(2022)「事象の数学化に及ぼす言語の影響:概念的相対主義?言語相対論の視座からみた「たし算?かけ算の順序問題」の分析を通して」
(全国数学教育学会誌『数学教育学研究』、Vol27(2)、pp.1-19)
【受賞した石川雅章助教の感想】
全国数学教育学会は、伝統的に数学教育における認識論や哲学を大切にしてきた学会です。私の研究も認識論や哲学を積極的に援用するものが多く、私自身この点にこだわりをもっていたので、本学会から研究を評価いただいたことはこの上ない喜びです。「奨励賞」の意味にかんがみれば、今後のさらなる研究発展が期待されています。若手研究者として歩みを止めることなく研究活動に邁進してまいります。
(学術研究支援課 学系支援係 自然科学系)