2023年12月27日 外国人児童生徒支援リソースルーム活動報告会「未来につながる外国人児童生徒支援と学生育成~教員養成大学と教育委員会の互恵的な連携の在り方~」を開催
2024年01月15日
12月27日(水)、日本語教育支援センター外国人児童生徒支援リソースルームでは活動報告会「未来につながる外国人児童生徒支援と学生育成~教員養成大学と教育委員会の互恵的な連携の在り方~」を開催し、教育関係者、本学教職員、学生など約90人の参加がありました。会に先立ち野田敦敬学長からあいさつがあり、「令和2年度に日本語教育支援センターを設立し、継続して連携3市の協力を得て密接な連携をしている」とのお話がありました。
初めに文部科学省国際教育課の片桐由紀子氏より、外国人児童生徒支援の現状?課題および国の政策について説明がありました。次に日本語教育支援センターの西山幸子助手、日本語教育講座の川口直巳准教授より、リソースルームの活動概要や学生育成について紹介がありました。続いて連携3市の刈谷市教育委員会 清水都世子氏、豊田市教育委員会 渡邉温嫁氏、知立市教育委員会 二宮敬之氏より各市の取り組みやリソースルームとの連携についてお話いただきました。
後半は、現在リソースルームのボランティア活動に参加している本学学校教員養成課程 保健体育専修の伊藤悠愛さん(動画にて発表)、初等教育教員養成課程理科選修の武藤恒二さんに活動に参加して気づいたこと、今後生かしていきたいことについてお話ししていただきました。また本学卒業生で在学中にボランティア活動に参加していた豊田市立四郷小学校教諭の田中なずなさんに、活動を通じて得た学びと教員になって感じていること、今後の目標についてお話いただきました。後半の最後に横浜国立大学の河野俊之教授より「互恵性を考えない互恵性」というテーマで同じ教員養成大学としての立場よりお話しいただきました。
最後に、杉浦慶一郎連携?附属学校担当理事から閉会のあいさつがあり、活動報告会を終えました。
参加者からは「学生ボランティアの重要性について再認識できた」「さまざまな事例を聞くことができ勉強になった」「よくできているプログラムで内容も盛りだくさんなので、もっと長い時間(丸一日)でも良かった」などの感想があり、参加者の関心の高さが伺える充実した活動報告会となりました。
(外国人児童生徒支援リソースルーム 遊佐美和子)