2023年11月19日に創基150周年記念式典、11月22日、23日に記念事業「地域の教育に関する企画展」を開催しました。
2023年12月20日
愛知教育大学は1873年に本学の前身である「愛知県養成学校」が設置されてから、本年、150年の節目を迎えました。これを記念し、11月19日(日)午前10時から、創基150周年記念式典および記念講演会を本学講堂にて挙行しました。
当日は天候にも恵まれ、清々しい秋晴れのもと、約200人の来賓、県内教育関係者、同窓会?後援会役員および本学教職員らの参加があり、創基150周年という節目を祝いました。
式典は、野田敦敬学長の式辞で始まり「今後も大学と附属、地域社会の皆さまと協働し、「創基150周年を迎え、新しい形の教員養成に挑戦し教職の魅力を高め、未来につなぐ!」を新たなコンセプトとして、一丸となって使命を果たしていきたい」と述べました。
来賓を代表して、盛山正仁文部科学大臣(代読:文部科学省 伊藤学司文部科学戦略官)、本学の卒業生でもある斎藤嘉隆参議院議員、飯田靖愛知県教育委員会教育長から祝辞をいただきました。
祝電披露の後、「卒業生からのビデオメッセージ」と題して、90代、50代、30代の異なる年代の卒業生3人からの学生時代の思い出、本学に今後期待することなどを含めたメッセージを投影し、最後に、1873年から始まった愛知教育大学の歴史を「150年のあゆみ」として、新津勝二総務?財務担当理事が紹介しました。
式典に引き続き、本学の卒業生で、森美術館 館長、国立アートリサーチセンター センター長 片岡真実氏による「世界を学び続ける」と題した記念講演会が行われ、現代アートは、激しく変わっていく「世界」を学ぶための「総合学習領域」であることが述べられ、今後現代アートが多様な分野への学びの入口となり、教師も児童生徒と共に世界を学び続けてほしいと教育?教職への期待が語られました。
午後は、本学附属学校6校、本学管弦楽団OBが150年目にして初めて一堂に会し、「創基150周年記念音楽会」を開催しました。本音楽会の総合プロデューサーである本学音楽教育講座 新山王政和教授の進行により学校ごとに趣向を凝らした合唱、合奏、吹奏楽が行われ、本学管弦楽楽団OBの管弦楽演奏も大いに盛り上がりました。音楽会のフィナーレは野田学長の指揮による客席も一体となった全員合唱で締めくくられました。観客からは「とても素敵な心温まるアットホームな音楽会であった」との声も聞かれ、充実した記念式典となりました。
創基150周年記念式典の様子(動画)
また、記念事業の一環として準備した「地域の教育に関する企画展」のうち、『二胡奏者張濱(チャンビン)氏によるコンサート&ワークショップ』を11月22日(水)に、『生田流筝曲 笹野大栄?朗読池上あきこコンサート&ワークショップ』を11月23日(木?祝)に開催し、両日ともにたくさんの方に参加いただき、150周年記念に彩を添えるイベントとなりました。
(創基150周年記念事業ワーキングメンバー 監査室長 樋口 眞二/総務課 副課長 浅岡 明美)