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2023年12月6日 令和5年度第4回喫緊の教育課題を学ぶ会を開催しました。

2023年12月14日

12月6日(水)に愛知教育大学教職キャリアセンター教員研修部門が主催する「令和5年度第4回喫緊の教育課題を学ぶ会」を本学の教育未来館で開催しました。この研修会は「プログラミング教育をもっとかんたんに」をテーマとして、理想科学工業株式会社AS事業開発部リーダ 大高 聡 氏、部長 藤吉 俊晴 氏にお越しいただきました。今年度4回目となる研修会には、県内の小学校教諭、中学校教諭をはじめ計13人が参加されました。冒頭では、教職キャリアセンター教員研修部門長の磯部征尊准教授が主催者あいさつおよび本研修会の趣旨について説明を行いました。

大高 聡 氏大高 聡 氏

主催者あいさつに続いて、大高氏から学校におけるICT環境の整備状況、教育環境の利活用ロードマップ、GIGA端末において利活用されているWebサイト、プログラミング教育の実情や必要性について解説いただきました。プログラミングとはそもそも何か?という話題から始まり、理想科学工業で製造されているカラープリンタのプログラミングについてもご紹介いただきました。次に、小学校でのプログラミング教育について、学習指導要領で示されていることや、プログラミング教育のねらい、プログラミング的思考とは何か、プログラミングの基本となる3つの要素(順次、分岐、反復)について解説いただきました。

藤吉 俊晴 氏(左)藤吉 俊晴 氏(左)

続いて、受講者がプログラミングを体験する活動を行いました。受講者に1台ずつ配付されたiPadを用いて、藤吉氏のご指導のもと、RISO版のScratchを体験しました。課題はステージに四角形を描くもので、参加者は1つ1つ操作を確認しながら熱心に取り組んでいました。また、幾何学模様を作成する課題にも取り組みました。受講者は思い思いの描きたい幾何学模様を考えながら、楽しそうに取り組んでいました。

最後に藤吉氏から、理想科学工業が自治体と協同で行っているプログラミング教材と印刷を組み合わせたモノづくりの実践的取り組みについてご報告いただきました。研修会後のアンケートでは「明日すぐに取り組んでみたいような内容でした」「スクラッチを使ったことないが、面白い。ものづくりをさせたい」などの感想が寄せられ、実践に生かせる有意義な研修会となりました。

本年度の自主研修会は今回が最後になります。次年度の開催につきましては開催が決まり次第、教職キャリアセンター教員研修部門のホームページ等でお知らせいたします。

(教職キャリアセンター 教員研修部門 黒川雅幸)

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