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本学職員が「司書さんの句歌会」で最優秀賞を受賞

2023年12月13日

10月24日(火)、25日(水)に横浜で図書館総合展が開催され「司書さんの句歌会」の当日部門において、本学附属図書館職員の福井千都さんが詠んだ短歌が最優秀賞を受賞しました。

受賞作:あなたには聞こえませんか「ボクの位置、ここは違う」と本のため息

図書館総合展は年に一度の図書館界最大のコンベンションで、今年で25回目の開催です。福井さんは本学でも開催した「あらまし読み」のブースに参加するために訪れたところ、「司書さんの句歌会」のポストを見つけ、その場で応募しました。この受賞作は、就職したばかりのころ、書架整理に追われる中で、利用者により誤った位置へ戻されてしまった図書が多い状況を詠んだもので、このような図書を見つける度、図書館で行う利用者説明会の大切さを痛感したとのことです。

また、福井さんは、あらまし読みのブースに掲示された教育大生のコメントを読んだ参加者の方から「海外赴任していた頃、日本人は視野が狭い人が多いと感じていた。未来の日本人は地球全体を俯瞰的に見て世界平和に貢献してほしい。そのために教育大学の果たす役割は重要だ」との話を伺ったそうです。

福井さんは「30年前に作った短歌で思いがけず最優秀賞を受賞し、さらに、世界平和に貢献する子どもたちを育てるというスケールの大きな期待を伺ったことで、教育大学が果たす役割について改めて考える機会となり、今年の図書館総合展は忘れられないものになりました。学生の皆さんも、図書館で目的の本を借りるだけでなく、展示会や新着図書も見て出会いを楽しんでほしい」と話しました。

その他の受賞作は図書館総合展サイト(外部サイト)で公開しています。

本学附属図書館では愛知教育大学「明倫堂文庫」展を開催中です。

(学術研究支援課図書館運営室 室長 島村瑞穂)

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