2023年6月17日 たのしいものづくり教室「フルフル発電機をつくろう」を開催しました。
2023年06月27日
6月17日(土)、愛知教育大学で「たのしいものづくり教室」を開催しました。今年度3テーマ目となる今回は、小中学生13人とその保護者が参加し、「フルフル発電機」の制作を楽しみました。
「フルフル発電機」は本学の学生が開発した教材で、コイルの中に磁石を通すことにより電流が生じる「電磁誘導」を利用しています。完成した教材を振ると、コイルの中央に通したストローの中を磁石が行き来して電流が発生し、並列につながれたLEDが交互に点灯する仕組みとなっています。
制作は教育学部中等教育技術専攻4年生の川原圭祐さん、辻川真輝さんを中心に、本学で技術教育を学ぶ学生たちがサポートしながら実施しました。はじめに辻川さんが、磁石の性質、電流が流れる仕組み、LEDの性質などについてホワイトボードに図解しながら分かりやすく説明しました。説明が終わると、参加者はLEDと銅線をはんだ付けしたり、部品を組み立てたりする作業に取り組みました。学生たちは、はんだを安全に使う方法や部品を組み立てる手順を丁寧に説明しながら子どもたちの作業を補助しました。作品は順調に出来上がり、子どもたちはできた作品を、兄弟や保護者に見せて振り、LEDをピカピカと光らせて楽しそうでした。
今回のイベントは申し込みが多数であったため、2グループに分けて実施しており、制作活動の待ち時間のグループは、3Dプリンターで部品を印刷した立体パズルに取り組みました。川原さんが企画?準備したこの活動も大盛況で、参加者は学生からヒントをもらいながら難問に熱心に取り組み、完成した時には拍手が起こりました。3Dプリンター自体へも興味津々で、学生の説明を聞いたり、部品がだんだん印刷されていく様子を覗き込んだりしていました。
「今日の活動どうだった?」と尋ねる学生の問いかけに「面白かった!」と弾んだ声が上がる楽しいイベントとなりました。参加者は自分で作った「フルフル発電機」と3Dプリンターで部品を印刷したパズルをお土産に元気一杯帰途につきました。
(地域連携課 課長 古田紀子)