2023年5月20日 「たのしいものづくり教室」で小?中学生が熱エンジンづくりを体験
2023年06月02日
5月20日(土)に、愛知教育大学科学?ものづくり教育推進センターの活動の一環として、本学美術?技術?家政棟にて小?中学生を対象にした「たのしいものづくり教室」の1講座である「形状記憶合金で熱エンジンをつくろう」を開催し、小学校3年生から中学校2年生までの子どもと保護者がものづくりの企画を楽しみました。
はじめに、技術を専門的に学ぶ鈴木俊彦さん(中等教育教員養成課程技術専攻4年)が講師を務め、活動にあたっての注意事項などの説明をしました。その後に、子どもたちは配付されたマニュアルを確認したり、マニュアルに記載された二次元バーコードで読み取った動画を視聴したりしながら、各々のペースで製作に取り組みました。
今回作成した熱エンジンは、直線になるように記憶させ円状にした形状記憶合金が、お湯がもつ熱エネルギーで直線に戻ろうとする力を利用し回転する仕組みです。作成直後うまく回らなかった子どもたちもいましたが、サポート学生が形状記憶合金のたるみの調整やねじの締め付けなどについてアドバイスをした結果、参加者全員が熱エンジンを回転させることに成功しました。
また、使用する部品の一部は事前に本学の北村一浩教授が3Dプリンターで作成したことの説明があると、参加者は3Dプリンターに興味を示し、北村研究室の3Dプリンター見学会も急遽行われるなど、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がりました。
【参加した子どもの感想】
「おもしろかった。はじめは熱エンジンが回らなかったがワイヤーを変えて回るようになった」
「思ったより難しかったけれども、よく回るようになってうれしかった」
「エンジンが回った時は感動した。大学生の方がとても分かりやすく教えてくれた」
【大成功!熱エンジンが回転する様子】(動画)
【サポートした学生の感想】
「子どもたちの前で説明するのは緊張しましたが、このような機会や教育実習なども経験して人前に立って話すことに少しずつ慣れてきました」
「熱エンジンが回って、子どもたちが喜んで、もっと回したいとチャレンジしてくれる時が一番嬉しい。子どもたちのペースに合わせて、個別に支援ができるように心掛けました」
(地域連携課 地域連携係長 松本典江)