2023年5月9日 「キャンパス?ピアノ@図書館」を始めました。
2023年05月24日
附属図書館のAtelier Nichibun(多目的スペース?アイ?スペース)の一角に置かれているピアノは、1969年(昭和44年)に購入された54歳のヤマハ製グランドピアノG3Eで、愛知教育大学がこの刈谷の地に移転統合した頃からずっと本学を見守ってきました。
2009年(平成21年)4月に、図書館は本が並ぶ静かな学修スペース中心の施設から、アクティブな学修?イベント等にも対応した多目的のスペースを持つ施設への改革を実施しました。その時にコンサートなどの音楽イベントに使用できるようにと、音楽教育講座からこのピアノが図書館に提供されました。
これまで、季節ごとに行われる音楽教育講座のランチタイムコンサートや学生グループの音楽イベントに使用されてきましたが、コロナ禍以降は出番が少なくなっていました。古いピアノということで、「廃棄しては?」との意見もありましたが、図書館としては、多目的スペースのシンボルとして、まだまだ使用したいとの思いからこのピアノを使ったイベント「キャンパス?ピアノ@図書館」を実施することとしました。流行りのストリートピアノを模して、図書館で開催するからにはその魅力を伝えたいと、本学で所蔵している楽譜の中から、図書館職員がセレクトした初級者から上級者向けまでのポップスやクラッシックの楽譜を合わせて展示しています。
初日、いち早くこの展示を見つけてくれた学校教員養成課程義務教育専攻理科専修1年の森口さくらさんは、ベートーベンのピアノソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」を弾きました。最初の奏者となった森口さんは、「とても弾きやすかったです」と感想を話しました。
この「キャンパス?ピアノ」は、図書館の入り口ゲートを入ったところにあり、12時から13時30分の間は自由に利用していただけます。ぜひみなさんも図書館での新しい過ごし方をお試しください。
(実施日:開館日の12時~13時30分 多目的ホールのイベント開催期間を除く)
(学術研究支援課 図書館運営室)