2022年11月26日 2022年度大学改革シンポジウム「学校?メディア?大学で共創する教育の未来」を開催
2022年12月26日
11月26日(土)、教育問題に関心の高いメディア関係者と学校関係者(教員、生徒、保護者)を招いて、大学改革シンポジウム「学校?メディア?大学で共創する教育の未来」を開催し、愛知県内の小?中学校の学校関係者や本学の学生、教職員、地域の方々など177人が参加しました。
本シンポジウムでは、「学校?メディア?大学で共創する教育の未来」というテーマを設定し、教育報道の現状をあらためて見つめなおし、教職をめぐる困難な現状を少しでも改善、回復させるにはどのような報道スタンスが必要か、教育の現状を広く共有し、教育の未来を共に創る取り組みについて語り合う機会としました。
第一部では、シンポジストに、メディア関係者として、(株)CBCテレビの大石邦彦氏、(株)キャッチネットワークの上西将寛氏、(株)中日新聞社の加藤祥子氏、教育関係者として、江南市立布袋小学校の早川浩史校長、西尾市立平坂中学校の兼子明校長を招き、野田敦敬学長と共に「教職をめぐる困難な状況を回復させるために、メディアや学校、大学が社会に向けてどのような発信をしてきたか」についてパネルディスカッションを行いました。
第二部では、「どのような報道や発信を行うと学校に対する理解が深まり、よりよい教育につながるのか」について、中高大学生、教職員や保護者、地域の方々とグループディスカッションを行いました。
グループディスカッションのまとめでは、「よりよい教育の未来を共に創るために発信?共有したいこと」について、「特別なことよりも学校における日常の幸せ(先生、地域、子どもたちの頑張りの成果)を報道してほしい」「学校の取り組みをじっくりと報道することで、大人だけでなく子どもも教育を考えられるようにしていく」といった意見が取り上げられました。
最後に、国立大学が未来の教育を社会と共に創るためにどのような発信が必要か各シンポジストからまとめていただいた後、野田学長が総括を行いました。
終了後の参加者からのアンケートでは「一部の人だけが教育に関する問題を真剣に考えるのではなく、社会全体として考え、対抗策を見つけ、早急に行動に移していくことが必要だと感じた」「なかなか意見を聞くことができないさまざまな立場の方々の話を聞くことができ、とても勉強になった」などの感想が寄せられ、幅広い世代や異なる立場の人々が集い、意見を交流し、お互いの考えを知ることの良さや必要性を参加者が実感できるシンポジウムとなりました。
(学術研究支援課 研究支援係)