2022年6月25日 産学官連携による「親子プログラミング教室」を開催!
2022年07月05日
6月25日(土)、愛知教育大学と連携協定を締結している丸善雄松堂(株)および豊田市における「商業まちづくり推進事業者」である豊田まちづくり(株)は、T-FACE(豊田市駅西口)において「親子プログラミング教室」を開催しました。産学官連携事業として企画されたこのイベントは、本学が進めている愛知教育大学未来共創プランの戦略1「子どもキャンパスプロジェクト」の出前授業であること、そして、学習の基盤となる「情報活用能力」の向上を目指したもので、午前、午後の部に合計30組の親子が参加しました。
当日は、新津勝二理事?副学長による開会あいさつの後、教職キャリアセンター中池竜一准教授による『小学校におけるプログラミング教育のねらい』に関する分かりやすい講演が、保護者向けと子どもたち向けに行われました。中池准教授は、「失敗を怖がらないでください。粘り強く何回もやり直しをすればいいんです。そしてできた作品をみんなに自慢してください」と子どもたちに優しく語りかけました。
その後、参加者はロボットを使った作図方法の説明を受け、約60分間、どのようにプログラムを組んだらロボットが動くのか、そしてオリジナルの図ができるのか試行錯誤を重ねていました。その間、各テーブルでは、親子で楽しそうに話し合う場面やお互いに目を輝かす姿が随所に見られ、会場内は熱気に包まれました。何度も何度もやり直した結果、完成したオリジナルの図柄はその場で大きなスクリーンに映し出され、子どもたちからは、難しかった点や工夫した点、楽しかったところなどの素直な感想が発表されました。その後回収されたアンケート結果では「親子で一緒にプログラミングをまたやりたい」が100%となり、本イベントの楽しさとその効果が明らかになりました。
なお、当日の運営においては、プログラミング学習ロボット販売元のエルモカンパニーの社員と本学の学生ICT支援員による、操作説明や子どもたちの質問に答えるなどのサポートが行われました。
【参加者の感想】 〇子ども ●親
〇簡単なプログラムの組み合わせでロボットが動くので楽しかった。
〇いろいろな形が作れておもしろかった。
〇遊びながらプログラムを知ることができてよかった。
〇プログラムを何度もやり直して作るのが楽しかった。
●プログラムしたものが目の前で実際に動くのは分かりやすくていいなと思いました。
●子どもも大人もプログラムに近寄りやすい今回のような企画はとても良いです。
●レベルによって段階的に学べることが良いですね。
●記念品でいただいた愛教大のマスコットキャラクターがかわいくてファンになりました。
【新津理事の閉会あいさつ】
「小学校のプログラミング教育が必修化されて3年目になりますが、親子で一緒にプログラミング教育を楽しむことの有効性が実証されました。加えて、お兄さんの付き添いで参加していた低学年のお子さんが、講演の内容をノートにメモする姿を見ることができました。読み書きと教育の情報化、両方の重要性をこれからも伝えていきます」
(理事?副学長 新津勝二)