2021年10月9日 東京2020パラリンピックに出場した卒業生の加治良美さんが本学を訪問
2021年10月18日
10月9日(土)、東京2020パラリンピックでカヌー競技(女子カヤック/KL3)に出場した本学卒業生の加治良美(かじよしみ?2004年卒業)さんが本学を訪問しました。
加治さんは本学障害児教育教員養成課程を卒業後、愛知県公立学校教員として13年勤務され、現在は名古屋市内の会社に所属し、ママさん選手としてもマスコミに多く取り上げられています。
東京2020パラリンピックのカヌー競技に初出場、準決勝まで進みました。大会終了後は、9月16日~18日に開催された2021パラカヌー世界選手権出場のため、コペンハーゲン(デンマーク)へ向けて出発。選手権では、予選で5位、準決勝で4位となりました。帰国後は10月5日まで自宅待機となり、9日の本学訪問が実現しました。
学長室にて、野田敦敬学長、市野聖治同窓会会長および特別支援教育講座の岩田吉生教授と懇談しました。学長は、「新型コロナウィルス感染拡大により、思うように練習ができない中、パラリンピックに出場できたことは、ご自身にとって何よりの財産になったと思います。また、本学関係者一同にとっても大きな励みになりました」とたたえました。
加治さんは「パラリンピックに出場でき、よい経験となりました。皆さんの応援が力になりました。競技と教員を両立することの難しさから競技に専念することを決断し、縁あって現会社に在籍でき、とても感謝しています」と応援に対して感謝の気持ちを述べました。また、学生時代やご家族の話などを伺うことができ、終始和やかな雰囲気でした。
学長が加治さんに今後の目標を聞くと、りりしい顔つきで「応援いただいた方々への感謝の気持ちを持って、今後も競技を続けたい。3年後のパリ?パラリンピックを目指します!」と潔く述べました。
最後に野田学長は「次回のパリ大会に出場できるように、けがをしないように頑張ってください」と激励の言葉を贈りました。
続いて、加治さんは次世代教育イノベーション棟にて、愛知教育大学同窓会理事会へのあいさつをして、理事の皆様からの温かい激励の拍手とともに大学を出発しました。
加治さんのさらなる飛躍を期待して、母校である愛知教育大学として、今後も温かい声援を送っていきたいと思います。
(広報課 副課長 長谷川由香)