2021年4月18日 第3回U-20日彫展で本学学生が受賞しました。
2021年04月28日
4月18日(日),日本彫刻会による「第3回U-20日彫展~集まれ!未来の彫刻家~」の受賞者が発表され,本学の初等教育教員養成課程 美術選修3年生の加藤彩夏(かとう あやか)さんが最優秀の賞であるU-20日彫賞を受賞し,同じく美術選修3年生の濱田天宝(はまだ たから)さん,2年生の迫朝澄(さこ あずみ)さんがU-20優秀賞を受賞しました。
この展覧会は20歳以下を対象とした彫刻分野の全国公募の展覧会です。今回、本学の学生3名が受賞する快挙を達成しました。また,さらに美術を専攻する学生11人が入選を果たしました。
今回,受賞した3人の作品およびコメントをご紹介します。
■ U-20日彫賞受賞 加藤彩夏さん (作品題名:カボチャが溶けた)
「第2回のU-20日彫展では入選だったので,今回受賞出来てとてもうれしいです。家族は私よりも喜んでいて,『受賞なんて凄いことだ!良かったね』と褒めてくれました。楠の木の重さを生かした安定感のある野菜を制作したいという思いからかぼちゃを題材とした作品を制作することを決め,どっしりと重量感のあるかぼちゃがマグマのようにドロッと溶けている姿を表現しました。かぼちゃの皮の部分と,ドロッと溶けている部分との質感や重量感の違いを見て欲しいです。この受賞を受けて制作することの楽しさを改めて実感しました。見ている人も楽しい気持ちになれるような作品を作りたいです」
■ U-20優秀賞受賞 濱田天宝さん (作品題名:ほぼ野菜しりとり)
「作品が面白くなるように工夫した部分が伝わり,面白さが共有できたことがうれしいです。木の塊を彫って作った作品で,野菜などの食べ物が連なって一体となり,隣り合った食材の名前はしりとりでつながっていくという仕掛けが隠されています。また,ところどころダジャレの要素もあります。今回の作品にも,もっとこうしたいな,こうしたほうが面白いな,と思う点がいくつかあったので,もっと面白い作品をたくさん作りたいです」
■ U-20優秀賞受賞 迫朝澄さん (作品題名:春)
「家族が特に喜んでくれてうれしかったです。題名の『春』は『春画』『思春期』などで使われる言葉の意味合いを指しています。抑えこまれた衝動が芽吹き,生き物が活動を始める季節。まだ何も知らない生き物たちのまっすぐな欲望はその純粋さゆえ,人の目にはすがすがしい空気としか映りません。そんな春の雰囲気を妖しくひかめく一匹のカエルに見ました。作品では,お腹の部分をぜひ注目してほしいです。今回の作品は小さかったので,次は見応えも作り応えもある作品に挑戦してみようと思います」
3人の作品を含む受賞作品は,今後地方展(北陸展?東海展)で巡回展示される予定です。
■第50回記念 日彫東海展
会期 | 2021年6月9日(水)~6月13日(日) |
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会場 | 愛知県美術館 8階ギャラリー (愛知県名古屋市東区東桜1-13-2) |
■第50回記念 日彫北陸展
会期 | 2021年6月16日(水)~6月20日(日) |
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会場 | 石川県立美術館 (石川県金沢市出羽町2-1) |
(広報課 広報?渉外係 社本真里)