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2021年2月19日 教職大学院「修了報告書」発表会を行いました。

2021年02月25日

2月19日(金),本学の教育未来館で,教職大学院「修了報告書」発表会を行いました。午前の部では,学部直進者を対象とした教職実践基礎領域の25人,午後の部では現職教員を対象とした教職実践応用領域の16人の学生が,自身の取り上げた研究テーマについての勤務校や実習校での実践結果を発表しました。

教職大学院では,確かな指導理論と実践力?応用力を備え,学校教育の場で指導的役割を果たし得る教員の育成を行っており,学部直進者や現職教員が研究?授業実践に取り組んでいます。今年度は,新型コロナウイルス感染症対策として,対面による参加者を修了生と指導教員などに限定し,関係者以外の参加者に対しては,後日オンデマンド方式による視聴で対応するなど,制約のある中での開催となりましたが,それぞれの学生の努力と工夫が感じられる充実した内容となっており,発表後には参加者から熱心に質問や意見が出されました。

「自分事として捉える道徳の授業づくり」について発表した教職実践基礎領域の池田恵さんは,「教職大学院および授業実践を行った実習校の先生方に温かい指導や,助言,励ましをいただき,研究を実現できた。今回の学びとともに,児童の成長に願いを込めて今後は一つ一つの授業に取り組みたい」とまとめました。また,教職実践応用領域の櫻本敬士さんは「人間性を涵養(かんよう)*する算数科の授業」について実際の授業の動画や生徒の感想も交えて発表し,「今回の授業実践の場だけでなく,一年間,数年間と時間を掛けて,本テーマの『人間性を涵養する算数科教育の授業とは何なのか』を追究していきたい」と更なる探究の意気込みを伝えました。

教育現場に羽ばたく基礎領域の学生と, 現場の核を担う現職教員である応用領域の学生の,今後の飛躍が一層期待される発表会となり,次代の学校教育を感じる機会となりました。

 *涵養:水が自然に染み込むように,少しずつ養い育てること

教職実践基礎領域の池田恵さん教職実践基礎領域の池田恵さん

教職実践応用領域の櫻本敬士さん教職実践応用領域の櫻本敬士さん

発表した学生に質問する野田敦敬学長発表した学生に質問する野田敦敬学長

発表会の様子発表会の様子

(広報課 広報?渉外係 社本真里)

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