2020年9月7日 全学FD集会「教職大学院 認証評価に関するFD」を開催しました。
2020年09月14日
9月7日(月),教育学研究科 専門職学位課程(教職大学院)の主催で,全学FD集会「教職大学院 認証評価に関するFD」を開催し,対面で22人,オンラインで62人の教職員が参加しました。
本学は今年4月に,教員養成に係る機能を教職大学院に集約する大学院改組を行いました。これにより50人だった教職大学院の学生定員は120人に増加し,また多くの教員が新たに教職大学院を担当することとなりました。専門職大学院である教職大学院は5年以内ごとの認証評価が義務付けられており,本学も平成22年度,平成27年度,そして今年度,認証評価を受審しています。この「教職大学院認証評価」の評価基準について教職員で共有し,過去の評価内容を学ぶことで,教職大学院における教育の具体的なイメージを各教職員が持つことが,今回のFD集会の目的です。
司会者である外国語教育講座 松井孝彦准教授がFD集会の趣旨説明と教職大学院の認証評価の概要を説明したのち,認証評価における10の「基準領域」の中の主となる「基準」と「基本的な観点」について旧教職大学院に所属していた教員4人から説明されました。
各教員は理念,入試,教育,FD,実習など多岐に渡る基準領域と基準について,旧教職大学院ではどのような自己評価を行い,それに対してどのような評価や指摘があったかなど具体例を交えながら要点を分かりやすく説明し,会場の参加者は真剣に聞き入っていました。
各基準領域の説明後,教育実践高度化専攻(教職大学院)の専攻副代表であり,旧教職大学院の教員でもある鈴木健二教授より閉会のあいさつがありました。鈴木教授は認証評価にかかわってきた経験をもとに「基準領域の中で最も大切なのは『4学習成果?効果』です。どう学生を育てたか,それが学校にどのように反映されているかが重要で,それができなければ教職大学院の意味がありません。今年度の認証評価は主に旧教職大学院の成果ですから,新しくなった教職大学院の真価が問われるのは次の認証評価になります」と述べました。これまで旧教職大学院が積み上げてきた実績をもとに,これからの新しい教職大学院での教育をどのように発展させ進めていくか,その重みを再認したFD集会となりました。
(広報課 副課長 古田紀子)