2020年2月21日 美術選修?専攻の学生が「八丁味噌」販促企画をプレゼン
2020年03月04日
岡崎「八丁味噌」販促企画のプレゼンテーションが,2月21日(金)に美術選修?専攻の学生によって披露されました。これは美術教育講座 富山祥瑞 教授が担当する「デザイン実技II」の授業で実施されたものです。「デザイン実技II」では毎年,クライアントから販促企画の依頼があった想定でテーマ設定し,チームに分かれて競合コンペ形式でプレゼンテーションを実施しています。今年度は岡崎の「八丁味噌」の販促企画のプレゼンテーションです。
学生は5人が1チームとなり持ち時間14分で6チームが発表を行いました。想定クライアントの八丁味噌組合から,株式会社まるや八丁味噌 営業部部長?鈴木常雄さん,カクキュー 企画室?近藤ちかこさんにお越しいただきました。
学生たちは八丁味噌の製法や成分,消費動向,認知傾向,すでに実施されているPR企画などはもちろんのこと,新幹線の利用状況や外国人観光客の動向など多様な角度から必要なデータを集め,八丁味噌の販売戦略を企画しました。そのうえで,駅構内や社内販売での味噌汁の提供や外国人向けのお土産としての販売,美容食品として母の日の贈り物,SNS動画サイトでの八丁味噌体操の配信,すでにあるPR企画を組み合わせた岡崎八丁味噌フェスティバルなどを提案,パッケージデザインやキャッチコピーの展開例なども提示しました。
学生の発表に,まるや八丁味噌の鈴木さんからは「特に母の日のプレゼントの企画が面白かった。デパートでコーナーが設けられたりすることもあり,主役にはなれないかもしれないが,いい脇役になれるのではないかと思う」,カクキューの近藤さんからは「若者の味噌離れが進む中,楽しく味噌を知ってもらえる企画がたくさんあった。学生の皆さんがしっかり調べて発表してくれてうれしい」とのコメントがありました。
学生は半期の授業の中で,マーケティングを学びながら,プレゼンテーションの内容を作っていきました。「単なる思い付きのアイデアでは駄目で,市場をみることが必要。データなどの裏付けがあって納得してもらえる。また企画はクライアントを通らないと世に出ないので企業を知ることも重要」との富山教授の言葉のとおり,しっかり裏付けのとられた説得力あるプレゼンテーションとなりました。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)