2019年8月17日 芸術教育専攻2年 大瀬さんが「第2回ぎふ美術展」で優秀賞を受賞!
2019年08月29日
8月17日(土),教育学研究科 芸術教育専攻2年の大瀬直之さんが,全国公募の展覧会である清流の国ぎふ芸術祭「第2回ぎふ美術展」の彫刻部門で優秀賞を受賞しました。
優秀賞を受賞した作品はタイトル「歩む」の抽象彫刻です。この作品は,試練に負けてしまいそうな頼りなさを持ちつつも,進むことはやめない様子を表現しています。中央に大きく空けられた穴は「心に穴が空いたような」の比喩のように流れ出す孤独や悲しみを示しています。矛盾する姿が人間らしさである,という思いからこの作品は出来ました。
学外の美術展への応募経験がほとんどなく,全国公募の展覧会に応募したのは,これが初めてだったという大瀬さん。周囲の学生の受賞や入賞に刺激を受け,力試しのつもりで応募したものの自信はなく,受賞を知らせる電話を受けた際には作品搬出の連絡かと思ったとのことです。そのぶん,受賞を告げられた時には飛び上がって喜びました。
受賞の感想をお聞きすると「抽象彫刻は見本が無く,自分で自由に作る,いわば独りよがりな形です。それを社会から客観的な価値観で認められたということがうれしく,自分の感じ方を信じてよいのだなと思いました」とのこと。後期はいよいよ修了制作にとりかかります。将来は教師を目指しますが,「美術の魅力や価値を子どもに伝えるためには教師自身が知っていることが必要なので,制作を深めたい」と話す大瀬さん。これからもご活躍ください!
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)