日彫展,U-20日彫展で本学学生が受賞,入選!
2019年05月09日
4月20日(土)から5月2日(木)の会期で第49回日本彫刻会展覧会(日彫展),および第1回 U-20日彫展 ~集まれ!未来の彫刻家~が開催されました。日彫展は全国規模の歴史ある彫刻の展覧会です。今年は20歳以下の作品を限定公募するU-20日彫展の第1回が同時開催されました。
この第1回U-20日彫展の最優秀の賞であるU-20日彫賞に初等教育教員養成課程 美術選修2年の松木大悟さんが輝きました。松木さんの作品名は「絶望をこえた『忠実』」。ひもでつながれた羊が,自由な空間があるのに動けず現実に従属している様子が表現されています。1年生の後期の授業において「作品を見た時に作者の意図するものが分かる作品を作る」というテーマで制作したテラコッタ作品で,教員からのアドバイスを受け,土台の形や羊の位置で感情を表現しました。
U-20日彫展には「せっかくのチャンスなので」と応募した松木さん。受賞の報告を教員から受けた際には大変驚いたそうです。
過去に絵画や版画での入選経験がある松木さんですが,彫刻をはじめたのは大学に入ってからです。絵画や版画は平面での表現ですが,彫刻は完全な立体であるため,横や後ろから見た時のふくらみを想像することが難しく,また,紙粘土などでの制作とも違い,土で作ったものは重さや中身がつまった感じが表現できます。そのため,大学での彫刻は新鮮であり,作品を作るのは楽しかったし,これからも楽しみだと言います。まだ2年生のためゼミへの配属は先となりますが,今後は人間の身体の構造を再現する,等身大の人物像にも挑戦してみたいとのことです。
松木さんのほか,本学からは卒業生の町野紗恭さんが日彫展で新人賞を受賞,そのほか5人が入選。またU-20日彫展では11人の学部2年生が入選を果たしました。皆さん,おめでとうございます。
(広報?地域連携課 副課長 古田紀子)