2018年12月14日 「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催
2019年01月09日
12月14日(金),愛知県産業労働センター ウインクあいちにおいて,「愛知県ユネスコスクール指導者研修会」を開催しました。本研修会は,文部科学省の「日本/ユネスコパートナーシップ事業」により,ユネスコスクール活動支援の一環として,愛知県内のESD活動の一層の推進を図るため,県内外のユネスコスクール先進校による実践活動の報告や情報交換等を通じ,活動のプロセスや結果を学べる機会を提供し,ユネスコスクール間のネットワーク作りを支援するとともに,未加盟校に対してはESD活動の取組みへのきっかけづくりになることを目的に開催しています。
開会にあたり,後藤ひとみ学長から「愛知県は全国で最もユネスコスクール加盟校が多く,また毎年少しずつ加盟校が増えており,ESD活動も活発に行われている県です。この研修会でヒントを得て今後の活動および実践に役立てていただければ幸いです」とあいさつがあり,引き続き,公益財団法人ユネスコアジア文化センター(ACCU)シニアアドバイザーであり,ESD活動支援センター次長も務められている柴尾智子氏による「学校と地域の連携についてESDの視点から考える」をテーマとした講演がありました。
また,ユネスコスクール実践発表として,今年度は校種毎の分科会を設け,幼稚園と小学校の分科会では県外先進校である東京都大田区立赤松小学校 折田和宙主幹教諭,県内からは名古屋市立桶狭間幼稚園 片岡比呂美園長より発表がありました。また現在チャレンジ期間中である知立市立知立南小学校 角山正憲教諭からも発表がありました。中学校と高等学校の分科会では,県外先進校である岡山県立和気閑谷高等学校 大野浩志主幹教諭,県内からは岡崎市立竜南中学校 伊藤雄貴教諭,豊橋中央高等学校 高倉嘉男副校長より発表がありました。環境教育,国際理解,地域の伝統文化,防災,地域連携など各学校の特色を生かしたESD活動の実践が報告され,参加者からも数多く質問があり,分科会毎に活発な意見交換が行われました。
実践発表後には,本学の早瀬和俊特別教授の司会によるまとめの全体会が行われ,最初に幼稚園?小学校分科会の司会を行った本学大鹿聖公教授および中学校?高等学校分科会の司会を行った岩田吉生准教授から分科会の報告がされました。続いて6校の実践発表者から,苦労してきた点,ESD活動で変容した点について意見感想が述べられ,未加盟校の参加者にとっても,今後のESD活動への取組みに対して参考になる有意義な研修会となりました。
最後に,西淵茂男連携担当理事が,「ESD活動は継続することで,少しずつより良くなっていくものだと思います。今日得たものを学校に持ち帰って,役立てていただきたい」と総括し研修会を終えました。
(広報?地域連携課 地域連携室長 浅岡明美)