2018年11月17日 6年一貫教員養成コース「学生発! 愛教大シンポジウム2018 ~これから学び続けるために~」を開催しました。
2018年12月12日
11月17日(土),本部棟第一会議室にて,「6年一貫教員養成コース」主催のシンポジウム「学生発! 愛教大シンポジウム2018 ~これから学び続けるために~」を開催しました。このシンポジウムは,本コースの学びの集大成行事の一つとして毎年行われています。今年は,本コース10期生大学院2年生の軸丸倫行さん,岡田直俊さん,谷山孝直さんが企画しました。
講師には,プロボノ(専門性を生かした社会貢献)活動やCSRアドバイザーとしてご活躍の住友理工株式会社の戸成司氏と,「地域貢献型の総合的な学習」で知られている兵庫県たつの市立新宮小学校教諭?石堂裕氏をお招きしました。
軸丸さんが基調講演を行った後,戸成氏から CSR(Corporate Social Responsibility)とSDGs(Sustainable Development Goals)の達成を踏まえた「企業における人材育成の新しい動き」について講演がありました。CSRには「社会感度の高い人材育成」という意味があること,「社会の潜在的ニーズを捉える観察力」を高めるには理性と感性が重要になってくるということなど,教師教育と研修への貴重な視点を示していただきました。
石堂氏からは,「地域貢献型の総合的な学習」の先進的な教材?授業づくりの考え方と取り組み方の紹介がありました。地域の方々とアクティブにかかわっていること,「授業をしながら次の授業がつくられていく」という教材研究の取り組みと考え方はとても興味深いものでした。
パネルディスカッションでは,司会の岡田さんやフロアーから次々と出される質問に講師の先生はエピソードとジョークを交えてお話され,明るい雰囲気の中で人材育成の基本的な考え方の視野を広げることができました。
分科会では,教育現場で学びを阻害する要因とその解決について参加者間で意見交換を行いました。グループワークのストーミングから出てきたさまざまな意見を司会の谷山さんが整理し,また講師の方々からもコメントをいただき,参加者された方々は学びつづける営みについての理解を深めていました。
(6年一貫教員養成コース10期生コーディネーター 保健体育講座 教授 上原三十三)