2018年8月9日 「平成30年度外国人児童生徒支援にかかる研修会」を開催
2018年08月17日
8月9日(木),本学第一共通棟210講義室において,「平成30年度 外国人児童生徒支援にかかる研修会」を開催しました。
この研修会は,刈谷市,豊田市,知立市,豊明市の連携4市の小中学校の教員や教育委員会などの教育関係者で,外国にルーツを持つ児童生徒支援に関わる先生方を対象に,支援に対する意識の改革や指導技術の向上を目的に毎年開催しています。今年度は学生を含め約70人の参加者がありました。
今回は,山梨県甲府市立大国小学校教諭の今澤悌(いまざわ やすし)先生を講師に迎え,「教科と日本語をつなぐ授業づくり~教科学習で支える子どもの発達と日本語力の向上~」をテーマに,日本語指導にとどまらず,子どもが教科の学びに参加することの大切さをお話いただきました。実際に教科の目標,日本語の目標を考えることで,どのような力が必要なのかを具体的に知ることができました。
また,ペアワークでは,一般教員と日本語指導員が隣同士で共に同じ活動をすることで,教科指導と日本語指導それぞれの視点で補い合いながら,教科と日本語をどのようにつないでいくかについて考える良い機会となりました。
質疑応答では,「漢字と教科のバランスで困っている」「日本語で教科を教えることが可能か」などの質問がありました。今澤先生のお話しされた「その子が分かる支援をしていくことの大切さ」を共有できた大変貴重な時間となりました。
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(日本語教育講座 准教授 川口直巳)