2018年3月24日 医教連携プロジェクトチャリティコンサートを開催
2018年04月11日
3月24日(土)午後,藤田保健衛生大学内のフジタホール2000において,本学と藤田保健衛生大学が主催した医教連携プロジェクトチャリティコンサートを開催しました。
医教連携プロジェクトは,2015年3月に連携協定を締結した藤田保健衛生大学との共同研究によるものです。「イメージ奏法」を研究している本学音楽教育講座 武本京子教授と「生理学」を研究している藤田保健衛生大学医療科学部臨床工学科 伊藤康宏教授が,2017年より連携し,音楽が人の生理的反応に及ぼす影響について共同研究を行っています。このコンサートではその研究成果の発表と,2017年9月に行った治験のショートバージョンおよび「イメージ奏法」による音楽と映像の世界を生演奏で行い「音楽を人生のかたわらに置けば幸せになる!」ことを体験していただきました。
当日は,両大学の近隣住民,県内の知的障害者団体の会員を始めとする約1200人が来場し,武本ゼミの16人による「イメージ奏法」により,挫折した人間が苦しみから復活し,元気を取り戻す言葉や画像を「同質の原理」に基づいて制作した映像とともにピアノ演奏を通して復活する感情の経緯を味わいました。元気になった復活のステージでは,本学のダンスサークル「飛燕」も音楽に合わせたダンスで参加し,来場者も手拍子を取って「『音楽』とともに元気になる!」ことを体験していただきました。また,ゲストとして,音楽をいつもかたわらにおき活躍するテノール歌手 世歌勳~sekai~のオペラ演奏もあり,日ごろクラシックの名曲などに触れることの少ない方にとっても大変良い機会となりました。来場者からは「ゆったりと音楽が聴けてよかった」「音楽を聴いてとても元気になった」などの感想が寄せられました。
コンサートはチャリティーとして募金活動を行い,3月28日(水)に本学学長室において本学および藤田保健衛生大学による募金の贈呈式を行いました。集まった募金額は総額30万円で,愛知県知的障害者育成会と社会福祉法人名古屋手をつなぐ育成会の2団体に寄附されました。
贈呈式では,本学学長および藤田保健衛生大学地域連携教育センターの石原慎センター長からあいさつがありました。また,贈呈先を代表して愛知県知的障害者育成会の桐戸伊和夫会長からは,募金のお礼とともに「育成会からの参加者がイメージ奏法による迫力ある生演奏に深く聴き入っていたことに驚き,音楽の持つ力を強く感じました」との感想が述べられました。
(広報?地域連携課 地域連携室長 浅岡明美)