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2018年2月5日~18日 「附属図書館所蔵資料展 『体育科』の誕生と発展」を開催

2018年03月05日

2月5日(月)~18日(日)に,附属図書館のアイ?スペースで「附属図書館所蔵資料展 『体育科』の誕生と発展」を開催しました。

附属図書館では,所蔵資料展を不定期で開催しています。これは,利用者の目に触れる機会の少ない資料を展示することによって,図書館資料への興味関心を高めることを目的としています。今回は平昌オリンピックの開催に合わせて,体育科の歴史的変遷をテーマとしました。

会期中は図書館が所蔵する明治から戦前の体育教科書?指導書等25冊を展示し,「体育科」が教科として確立していく過程を解説パネルで紹介しました。明治5年に公布された学制で初めて「体術」が課された後,体育教師養成のための体操伝習所が設置され,スウェーデン体操や兵式体操,遊戯などさまざまな要素を取り入れながら発展していった体操科(体育科)が,やがて戦時体制に組み込まれていくという流れが分かる内容となりました。またオリンピック関連として,日本が初めて参加したストックホルムオリンピック(1912年)と,戦争により中止となった幻の東京オリンピック(1940年)についてのコラムも展示しました。

通常は書庫に保管されている100年以上前の教科書等を自由に見ることができる貴重な機会ということで,学生,教職員に加えて学外からも多数の来館者がありました。来館者からは,「明治時代の小学校体操教科書の難解さに驚きました」,「いつの時代もその社会的な背景に影響を受けて教育(体育)が為されてきたことが理解できました」といった感想が寄せられました。

なお,この資料展は,朝日新聞(平成30年2月13日付朝刊23面)とケーブルテレビ キャッチネットワーク(平成30年2月14日放送「KATCH TIME30」)でも紹介されました。

展示会の様子展示会の様子

展示会の様子

(学術研究支援課 図書館運営室 資料利用係 近藤裕美)

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