2017年5月27日 愛知教育大学教育学部「教育支援専門職養成課程」開設記念シンポジウム-「チーム学校」を支える高度専門職の育成を目指して-を開催
2017年06月29日
本学は,「チームとしての学校」を支える,心理の専門家であるスクールカウンセラー,福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカー,行政面から教育環境づくりを担う教育行政職員?学校事務職員などを育成するため,2017年4月に「教育支援専門職養成課程」を開設しました。
これを記念し,教育関係者および本学への進学を考えている高校生等への「教育支援専門職養成課程」の周知および今後の教育改革と教育研究の方向性を探ることを目的に,5月27日(土)にシンポジウムを開催しました。当日は,県内外の教育関係者(教育委員会,学校教員,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカ-,学校事務職員,大学教員等),大学生?高校生およびこの4月に教育支援専門職養成課程に入学した1年生130人を含む,総勢約300人の参加がありました。
シンポジウム前半では,後藤ひとみ学長の開会あいさつをはじめに,大村惠副学長(学部改革?評価担当)から,教育支援専門職養成課程の概要紹介が行われた後,文部科学省初等中等教育企画課専門官の鞠子雄志氏から「チームとしての学校の在り方について」と題した基調講演が行われました。
シンポジウム後半では,「教育支援専門職養成課程に期待する」をテーマにパネルディスカッションを行いました。藤原文雄国立教育政策研究所初等中等教育研究部統括研究官,西山久子福岡教育大学教職実践講座教授,小林眞弓名古屋市教育員会子ども応援室指導主事,風岡治豊橋市教育委員会教育政策課事務指導主事の4氏をパネリストとして迎え,教育ガバナンス講座の松原信継教授のコーディネートにより,それぞれの専門?立場からの,教育現場の現状?課題や将来展望,本学の教育支援専門職養成課程に期待するコメントがあり,会場参加者との活発な質疑応答が行われました。
予定時間を大幅に超過するなど,参加者の関心の高さがうかがえたとともに,参加した学生から「チームとしての学校を作るために,教員養成課程の学生と教育支援専門職養成課程の学生が交流することが大切だと思う」という発言があったように,新課程の今後の展開について考えることができる機会になりました。
(研究連携課長 加藤 昌)