2017年6月14日 「東海地区国立大学法人の大規模災害対応に関する協定」の締結式を実施
2017年06月21日
6月14日(水)に東京都内の学士会館において,東海地区の8国立大学法人(岐阜大学,静岡大学,浜松医科大学,名古屋大学,愛知教育大学,名古屋工業大学,豊橋技術科学大学,三重大学)による「東海地区国立大学法人の大規模災害対応に関する協定」の締結式が行われました。
大規模災害時に大学は,多数の学生や教職員の安全を守り,高度な研究?教育の継続や早期復旧,また地域社会の減災や復旧?復興に寄与することが求められています。
この協定は,近い将来発生が予測される南海トラフの巨大地震や,東海地区の広域が被災する大規模な自然災害を想定した「災害時の連携?協力」と「平常時の相互協力」を推進するためのものです。
締結式では,名古屋大学松尾清一総長から協定書の骨子等の概要説明の後,8大学長による協定書への署名,記念写真撮影,学長による記者会見が行われました。
会見では,本学後藤ひとみ学長が「今回の協定締結によって,大学間のネットワークが構築されることで災害時にも安心が持てる。また,これから教員になる学生たちにもこのようなネットワークができたことを話せるのはうれしく思う。」と述べました。
今後は8大学で,学内の防災体制や非常時の迅速な対応体制の確立,業務継続計画の策定や改善,訓練や研修等の共同実施などが予定されています。この取り組みにより,各大学の非常時の対応能力が向上し,ひいては地域への貢献にもつながるものと考えています。
(総務課 危機管理担当専門職員 伊藤純一)