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2017年5月18日 韓国の大学生が附属名古屋小学校で授業を実施

2017年05月30日

授業の風景1授業の風景1

附属名古屋小学校で,5月18日(木)に韓国南部にある晋州教育大学校の学生が研究授業を行いました。これは,愛知教育大学と晋州教育大学校との学術交流協定にもとづく相互交流の一環であり,「海外教育演習」として,本学から二単位の単位が与えられます。両大学の交流は,20年の歴史がありますが,特に13年前に始まった学生の相互交流は,それぞれ,訪問先の小学校で授業実践をするなど,教員養成大学ならではのプログラムとなっています。今回は,来日した12人の学生が,附属名古屋小学校の3年生と5年生を対象に「ハングルで名前を書いてみよう」という授業を行いました。学生たちがハングルのしくみを紹介したあと,附属小の児童たちがひらがなとハングルの対応表を手に自分の名前を書きました。学生たちは日本語で「すごいですね」など,声をかけ,教室に笑顔があふれました。晋州教育大学校の担当の姜洪在教授は,「四倍の倍率の応募がある人気講座だが,日本のことをよく知らないという学生を選んだ。政治的には課題もあるが,相手のことを互いに知ることが大切」と話していました。

授業の風景2授業の風景2

韓国の学生を受け入れる準備は,本学の学生たちが行いました。附属小と事前打ち合わせしたり,ホームステイを企画したりするなど,準備は大変でした。今回準備に携わった学生は,今度は9月に晋州教育大学校を訪問し,同大学校の附設初等学校(小学校)で授業をします。愛知教育大学の担当の山根真理教授は,「言葉が通じなくても,互いに相手のことを思いやる経験が,学生の人間性を大きく育てる」と話しています。

なお,今回授業実践の場となった附属名古屋小学校は,帰国子女学級を持っています。2002年に晋州教育大学校附設初等学校と交流協定を結び,大学と連携してグローバル人材の育成に取り組んでいます。

(附属名古屋小学校長 土屋武志)

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