2016年8月4日?5日 「キャリアデザインⅠ」で153人の学生が「将来の自分」について考えました
2016年08月22日
8月4日(木)?5日(金)の2日間,「キャリアデザインⅠ」が行われました。この科目はキャリア形成支援の一環として,正課の授業として設定されたキャリアデザインⅠ~Ⅳのうち,最初の1年生対象科目として3年前から開かれているものです。
この授業では「将来の自分」をテーマにアクティブラーニングの手法を用いながら,自分の価値観や強みを改めて見つめなおすとともに,学内の多様な学科の人たちや外部講師の方々との交流を通して,キャリアの多様性を理解し,自分のキャリアを自分で作り上げていく必要性を体験的に学んでもらうことを目的にしています。
今年は各講座の先生方の声掛けや教務課?キャリア支援課の支援の効果もあり,例年になく多くの学生たちが受講し,共に自分の強みや価値観を見つめたり,卒業生の生きざまから学ぶとともに,最終的には将来なりたい自分の姿をイメージした「ドリームマップ?」の作成を通じて夢を可視化する活動を行いました。
一日目には,キャリアデザインがなぜ必要かという理論的背景を理解するとともに,本学の卒業生で木下茉実さん(NPO法人アスクネット)にお越しいただき,ご自身のキャリア形成について語っていただきました。子どもたちを教師以外の立場から支える活動にまい進されている木下さんのお話を伺い,改めて自分がどの立場から,何を目指して子どもたちとかかわっていきたいのかを考えさせられたようでした。
そして,2日目にはドリームマップ普及協会から8名の講師の方にお越しいただき,夢を描くことの意味についてワークを通じて考える時間を持ちました。そして将来の夢を可視化するツールである「ドリームマップ?」を作成し,発表。その後,描いた夢を実現するために取り組んでいきたい行動目標を明確化,グループのメンバーからその目標に対して励ましメッセージを交換し合う活動を行いました。153人それぞれの夢に向けて一歩踏み出す力を得てもらえたのではないかと思います。
キャリアデザインⅠ~Ⅳでは毎年テーマに沿ってキャリアを考える機会を設けています。
今年の履修登録はすでに終わってしまっていますが,来年以降,ぜひ継続して受講してくれることを期待しています。
(学校教育講座 講師 高綱睦美)