News & Topics:2015年07月掲載分
- 2015年6月3日 愛教大貸し傘企画『傘』プロジェクトの運用開始
- 2015年6月29日 「しょくまるファイブ」考案者の西村敬子名誉教授が,内閣府主催の食育推進ボランティア表彰受賞を学長に報告
- 2015年6月29日 本学経営協議会学外委員が愛知教育大学において,地方国立大学の予算充実を求める声明について記者会見
- 2015年6月7日 「発達障害理解推進拠点事業」発達障害ミュージカルを上演
- 2015年6月10日 愛知教育大学?中部電力との産学協働による出前教室を本学附属名古屋小学校で開催
- 2015年6月13日 平成27年度愛知教育大学同窓会総会?懇親会を開催
- 2015年6月27日,28日 東海地区国立大学体育大会バスケットボール競技を本学が当番校で開催
- 2015年7月13日 大見 正衆議院議員が本学を訪問,視察
2015年6月3日 愛教大貸し傘企画『傘』プロジェクトの運用開始
2015年07月 1日
6月3日(水),本学若手事務職員が中心となって実施するSD研修会「仕事を楽しむ会」および本学の学生委員会,生協学生委員会,大学生協が共同で企画?準備を進めてきた愛教大貸し傘企画『傘』プロジェクトの運用をスタートしました。
『傘』プロジェクトとは,大学での忘れ物?落とし物で,持ち主が現れなかった廃棄予定の傘を再利用して,大学内で自由に使える貸し傘として学生?教職員などに使ってもらう取り組みです。当日は若手事務職員と学生,生協職員が協力して学内で集めた傘に学生がデザインしたオリジナルの防水ステッカーを貼り,傘立てと共に設置しました。
第一共通棟,第一?第二福利施設(生協HANDS?UP),本部棟,教育未来館,附属図書館,バス停に,『傘』プロジェクト専用の傘立てが設置してあります。使用した傘は取り出した傘立て以外でも,専用傘立てならどこに返却してもかまわないことになっています。
事務職員?学生?生協職員とそれぞれ違う立場でありながら,少しでも大学が改善されるようにと協力し,『傘』プロジェクトを実施してきました。これからも,よりよい大学になるような企画を,大学に関わるいろいろな方と計画していきたいと考えています。
(総務課 大学評価担当 沓名正樹)
2015年6月29日 「しょくまるファイブ」考案者の西村敬子名誉教授が,内閣府主催の食育推進ボランティア表彰受賞を学長に報告
2015年07月 2日
西村敬子本学名誉教授が,6月29日(月)刈谷市農政課長の谷紀行氏,同課職員および「しょくまるファイブ応援団刈谷」代表の尾島多恵子氏と共に,学長室を訪問しました。
本学の食育キャラクター「しょくまるファイブ」を考案した西村名誉教授による食育推進事業の成果が認められ,6月20日(土)内閣府特命担当大臣表彰を受賞したことについて,後藤ひとみ学長に報告されました。西村名誉教授は刈谷市の食育事業にも協力しており,刈谷市の事業担当課長との訪問になったものです。
西村名誉教授および谷農政課長からあいさつと報告を受けた学長は,「受賞おめでとうございます。『しょくまるファイブ』は刈谷市のみならず,広く使っていただきたいと思います。今後は本学の登録商標である『しょくまるファイブ』を利用した商品開発も含めて,積極的に展開していきたいと考えています」と話し,終始なごやかな雰囲気で歓談しました。
西村名誉教授は「表彰状は自分の名前ですが,『しょくまるファイブ』がもらったものと思っています」と受賞の感想を述べ,今後の広がりに期待を寄せました。
最後は,皆さん「しょくまるスマイル」で写真に納まりました。
(総務課 副課長 佐藤重成)
2015年6月29日 本学経営協議会学外委員が愛知教育大学において,地方国立大学の予算充実を求める声明について記者会見
2015年07月 2日
6月29日(月)経営協議会学外委員の松林孝美氏(名古屋鉄道株式会社常任監査役),辻村哲夫氏(共立女子学園常務理事)が,経営協議会学外委員6人の代表として,愛知教育大学において,経営協議会学外委員による「地方国立大学に対する予算充実を求める声明」を,6月22日付けで出したことを説明しました。
松林委員から「経営協議会委員として1年間,愛教大の現状を確認し,また,人件費の削減や増収方策などにより経営努力をしている中,国からの締め付けは一層厳しくなっており,学外委員からもアピールが必要であると感じた」と声明を発表する経緯等についての説明が行われました。その後「教育は成果が出るまでには時間がかかる,短期的な経済原則で評価するだけでいいのか危惧する」と意見を述べられました。
続いて,辻村委員からは「学校現場には学力,不登校,特別支援などいろいろな問題があり,実践的な力を備えた教員の配置が重要であると痛感している。その基幹となるのは,愛教大のような教員養成大学である。声明は,国立大学全体の予算の充実と教員養成の重要性を強調した」との意見が述べられました。
最後に後藤ひとみ学長が,本声明についての感謝の言葉に続き「国立大学協会でも改革に向けてアクションプランを作っており,国立大学全体が同じラインに立って,予算,制度面で国に要請を行っていきたい」と述べました。
(総務課 改革?評価室長 近藤厚子)
2015年6月7日 「発達障害理解推進拠点事業」発達障害ミュージカルを上演
2015年07月 9日
6月7日(日)愛知教育大学教育臨床総合センターは,本学講堂において,文部科学省委託事業発達障害理解推進拠点事業の一環として,劇団インクルーシブシアター(藤井奈緒美代表)と共同で発達障害ミュージカル「それぞれの星の下で」を上演しました。劇には,本学の卒業生で名古屋を代表する俳優である天野鎮雄氏も出演し,さらには本学の白石薫二理事(総務?財務担当)?副学長?事務局長も端役で顔見せし,観客を喜ばせました。
本公演は,同年2月15日に豊明市文化会館において行われた第一回目に続く,第二回目公演です。原案は,祖父江典人教授(教育臨床総合センター長)はじめ本学教育臨床学講座の教員と大学院生の一部により創作され,それを基に脚本家の菊本健郎氏の手により仕上げられました。当日は13時と17時の2回公演で,計432人が来場されました。
演劇手法を通した発達障害の理解推進の試みは,発達障害の人たちの心の世界,他者との関係,それをめぐる困難,周囲の理解の必要性などを実感できる機会の提供となりました。
観客の感想の一部には「本日,前回の豊明公演に続き愛知教育大学にてミュージカルを拝見させていただきました。初回はとにかく感動して涙が抑えきれない状態でしたが,2回目は割と落ち着いて見られました(が,最後の方は泣けました)。ミュージカルで演じている発達障害者の動作?挙動が息子に大変似ており,その観察力と演劇力には大変驚きました。初回と今回で合計4回の公演で終了してしまうのが惜しいくらいで,せめてDVDか何かでミュージカルを入手できれば,私の両親,親戚にも見せることができますが,DVDの販売はできますか? 予定がなく難しいのであれば,良き思い出として心に刻んでおきます。本公演に尽力して頂きました,愛知教育大学の学生やインクルーシブシアター関係者に対しまして厚くお礼申し上げます。ありがとうございました」と記されていました。
このように本ミュージカルのDVD化のご希望も少なくありませんので,本年度中の事業計画として,本公演をDVD化し,無料配布あるいはホームページ上でのダウンロードなどの検討を進めているところです。
(教育臨床総合センター長 祖父江典人)
2015年6月10日 愛知教育大学?中部電力との産学協働による出前教室を本学附属名古屋小学校で開催
2015年07月 9日
6月10日(水)本学附属名古屋小学校で,四年生の総合的な学習の時間として,中部電力による出前教室が行われました。今回の出前教室は,中部電力が実施してきた教育活動をより充実させるために,愛知教育大学と協働で作成した新たな内容のお披露目の場として附属名古屋小学校で実施されたものです。
資源を大切にする活動をするにあたり,これまで学習してきた,水?ごみに加え,電気について詳しく学ぶことが目的でした。わたしたちの暮らしを支える電気が,どのように作られ届けられるのか。また,わたしたちが,限りある資源を少しでも長く使うためにできることを紹介いただきました。
子どもたちは,自転車をこいだり手でハンドルを回して発電したり,風力?火力?太陽光発電がどのような仕組みなのかを実際にミニチュアを動かしてみたり,実際の電線を持ったりして理解を深めていきました。また,働く人の工夫や努力についても,すごろくを使って楽しく学びました。
今後は,自分たちにできることを考え,実践していきたいと思います。子どもたちは「ペダルをこいで電球を光らせたのを見て,人力だけで電気を作るのは大変だと感じた。これからは電気を大切にしたい」などと話していました。
テレビ局や新聞社の取材を受けるなど普段とは違った学びもあり,子どもたちにとって,たいへん印象に残る授業となりました。このプログラムは,今後他の小中学校でも行われる予定です。
(附属名古屋小学校教諭 古市博之)
2015年6月13日 平成27年度愛知教育大学同窓会総会?懇親会を開催
2015年07月22日
6月13日(土)名古屋市中区のローズコートホテルで,愛知教育大学同窓会総会および懇親会を開催しました。当日は同窓生約230人の参加があり,盛会となりました。
会は同窓会会長の竹原裕氏のごあいさつで始まりました。
来賓として後藤ひとみ学長,中田敏夫,菅沼教生,白石薫二,白井正康の各理事をはじめ部局長,愛知県教育委員会委員長の岩月慎自氏,元名古屋市教育委員会委員長の神谷龍彦氏,同窓会名古屋地区会,尾張地区会,三河地区会の各会長をお迎えして,お祝いと励ましのお言葉をいただきました。
総会では,平成26年度の事業報告および決算報告,平成27年度の役員案,同事業計画案および予算案が承認されました。
引き続き開催された懇親会では,参議院議員の齊藤嘉隆様から,教員定数削減についての対応状況などについてお話がありました。 また,元名古屋市教育委員会委員長の青木一氏,元愛知県教育委員会委員長の太田弘氏からもご祝辞をいただきました。前愛知県教育委員会委員長の加古博様のご発声で乾杯の後,普段はなかなか接する機会がない方々とも親しく交流することができました。
このような会を開催できましたのは,皆さまのご尽力の賜物と深く感謝申し上げます。
(愛知教育大学同窓会事務局長 野田敦敬)
2015年6月27日,28日 東海地区国立大学体育大会バスケットボール競技を本学が当番校で開催
2015年07月28日
東海地区国立大学体育大会バスケットボール競技を本学が当番校となり6月27日(土),28日(日)の2日間,豊田市高岡公園体育館で開催しました。本学をはじめ,静岡大,三重大,岐阜大,名古屋工業大,豊橋技術科学大の6大学から男女合わせて約300人の選手が参加しました。
冷房設備のない体育館だったため,観客席の大窓を全開にして風をとおし,参加選手が熱中症にならないように気をつけるなか,会場はプレーする選手はもとより,応援に訪れた選手の家族や友人らの熱気にあふれました。2015年バスケットボール競技規則により,東海バスケットボール協会の公式審判員各2人の試合進行のもとで男?女団体戦が行われ,ゴールを狙って時に激しくぶつかりながら,目まぐるしく攻守が入れ替わっての攻防が繰り広げられました。
熱戦の結果,男子は名古屋工業大学,女子は静岡大学が優勝。本学は女子が決勝戦で昨年度優勝の静岡大学を相手に戦い,惜しくも1点差で負けてしまいましたが第2位の好成績を残しました。男子は1回戦で岐阜大学と戦い,惜敗を喫しました。
閉会式では大会の競技部長として,バスケットボール部顧問教員である森勇示教授(保健体育講座)が表彰授与と閉会式のあいさつを務めました。
全日程終了後,本学女子バスケ部の選手の一人が「静岡大学との決勝戦では勝っていた試合なのに,終了1分前で逆転され,1点差で負けたのは本当に悔しいです」としきりに反省していましたが,2日間を通し,大きなケガや事故などもなく無事に終えることができ,表彰後はみんな笑顔で集合写真を撮っていました。
(学生支援課 課外教育担当係長 亀山重人)
2015年7月13日 大見 正衆議院議員が本学を訪問,視察
2015年07月28日
大見 正衆議院議員(愛知県第13区,衆議院文部科学委員会委員)が,7月13日(月)に地元である本学を訪問されました。後藤ひとみ学長および役員から本学の説明を受け,情報交換の後,2つの教育課題(特別支援教育,アクティブラーニング)に関する学部の講義を視察しました。
まず,特別支援教育では,視覚障害を持つ教員の指導により学生が目隠しをして視覚障害を疑似体験し,触覚を研ぎ澄まし,手にした硬貨の違いを言葉だけで表現したり,大見議員や学長らを来客に見立てて自己紹介をしていただくなど,工夫に満ちた講義内容に,特別支援教育への深い理解を示されました。
次のアクティブラーニングは,幼稚園の観察日誌の事例をベースに,園児がなぜそのように動いたのか,背景や心情を理解するポイントを見付ける講義で,デジタル機材を使わず対話型で教員が適切なタイミングと問いかけによって学生を能動的に考えさせ,発言を引き出す様子を興味深く見学されました。
その後,附属図書館では開設中の愛教大スタディサポーター(学生が学生の相談に乗るコーナー)に目を留められ,「どんな相談を受けるのか」などサポート学生に質問されました。
予定時間を超えた視察となり,盛りだくさんの充実した内容を見ていただくことができました。 居合わせた学生に気さくに声をかけ,終始にこやかに応対された大見議員は,最後に「現場を見ることは大事ですね。教育大学を知るうえで大変参考になりました」と感想を話されました。
(総務課 副課長 佐藤重成)