2015年1月10日 天文台一般公開が第100回目を達成
2015年02月12日
1月10日(土),2000年から始まった天文台一般公開が第100回目を迎え,100回目を祝福しようと駆けつけた卒業生や家族連れなど156人が参加しました。
天文台の一般公開は本学の沢武文特別教授(理科教育講座)が教授時代に始めて以来,14年余続いており,天文ミニ講座と観望会を組み合わせて実施。多くの天文ファンを魅了してきました。当時の教え子から「観望会をやりたい」という申し出に,学生のやる気を伸ばし,生涯教育の充実で地域に貢献できるのではないかと始めることにしたことがきっかけ。第1回目の「ビーナスもあばたがいっぱい-惑星の素顔-」に始まり,「星まで届く定規はあるの?-星の距離の測り方-」など,毎回興味を引くテーマを掲げ,ミニ講座を行った後,自然科学棟の屋上にある天文台に移動して星を眺めます。順番を待つ間には,学生スタッフらが行う「3D宇宙の旅」の上映やプラネタリウムの鑑賞も行えるようになっており,天候が悪くても参加者に楽しんでもらえるような工夫が凝らされています。
当日は,幼稚園の頃から家族とともに本イベントを楽しんできていたという小学生から,ミニ講義終了後に花束を手渡され,「こんなサプライズがあるとは」と,沢教授の顔がほころびました。
また,阿久比町から参加されたという親子は「新聞記事でイベントを知り,自分も子どもも天文が好きだったので参加しました」と,初めての展望会を楽しんでいました。3月に実施される第101回目を最後に沢教授は退任しますが,一般公開は継続されることになっています。今後も天文台一般公開を,ぜひ楽しみにしていただければと思います。