2025年 年頭挨拶を行いました。

2025年1月6日(月)

明けましておめでとうございます。年頭挨拶も5回目となりました。
昨年に引き続き、年末に創造科学系担当の学系支援係や自然観察実習園を管理している方々にお世話いただいた餅つきでつくった鏡餅が飾られ、正月らしい雰囲気となっています。
東北や北陸では大雪となっていますが、このあたりは穏やかな年明けとなりました。昨年の被災地の皆様は地震につぐ豪雨に見まわれ、まだまだ復興半ばで大変な生活をされている方が多いと思います。改めて心よりお見舞い申し上げます。
三が日に続き土日がありましたので、今日6日が仕事始めとなり、授業も再開されています。

昨年末12月25日には中央教育審議会に二つの諮問がなされました。すなわち「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」と「多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速するための方策について」です。前者は、次期教育課程の改訂に向けての動きであり、後者は本学の教育課程にも影響を及ぼすものであります。審議の過程を注視し対応を考えていかねばなりません。
また、8月27日には「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策についての答申が発表されています。「抜本的に教職の魅力を向上」により、学校教育の質の向上を通した、全ての子どもたちへのよりよい教育の実現が述べられ、一層、教育大学への期待が高まると思います。

さて昨年は、丸っとコロナの影響を受けることなく大学運営ができた年でした。元に戻すのではなく、コロナ禍で改善した点はいくつか踏襲できていると思います。効率化がはかれる部分は引き続き行っていただければと思います。
そして、昨年の人事院勧告は、大幅なプラスとなりましたが、それに見合う運営費交付金は措置されていません。令和7年度の予算組は大変苦労していますが、なんとか目途は立ってきたようです。しかし、令和8年度以降は非常に厳しい状況にあります。教員の皆様には、外部資金の獲得や研究費の計画的な執行に心がけていただければと思います。

次に、昨年、顕著な活躍をし本学の名声を高めてくれた学生を学長室で表彰をしています。おめでたいことですので、この場をかりまして、何人か紹介させていただきます。
まず、義務教育専攻音楽専修4年の伊藤士恩さんは、第34回朝日作曲賞入選し、2025年度全日本吹奏楽コンクール課題曲に選出されました。次に、義務教育専攻音楽専修3年の中道梨緒さんは、第28回PIARA国際ピアノコンクールファイナル、アマチュア部門第1位、審査員特別賞も受賞しました。また、後日表彰予定ですが、義務教育専攻図画工作?美術専修4年の岡田葵さんは、第3回全日本フルコンタクト空手道選手権大会Ⅰ部女子軽量級55kg未満で優勝、なんと三連覇です。団体では、AUEパートナーシップ団体である「情報保障支援学生団体てくてく」が、第20回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム「聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト」PEPNet-Japan賞(大賞)を受賞しています。
学生だけでなく、附属学校の児童?生徒の活躍も報告をしてもらうようにしています。例えば、ディベートの全国大会で優勝したチーム、鶴舞に開設されたステーションAIに通い、生成AIの会社を起業した生徒などもいます。特別支援学校の中学部2年生の生徒は、少年女子25メートル背泳ぎで全国優勝しています。

本学教員では、心理講座の髙柳准教授が、「日本教育心理学会優秀論文賞」を受賞されています。
また、特別支援教育講座有志で、月に一度、肢体不自由の皆さんに、動作法というトレーニングを50年に渡り続けている活動が、令和6年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受けられ、先月、森崎教授が代表して表彰式に臨まれました。
今年もより多くの学生、児童?生徒、教員らの活躍が認められ、このように受賞できることを期待すると共に、できる限りのサポートをしたいと考えております。

さて、今年は評価の年でもあります。ご存知のように第4期中期目標期間の4年目中間評価に臨みます。昨年4月に27の中期計画のうちNo.8学習者本位の授業に取り組む計画が遅れておりましたが、半年余りに及ぶ関係者の皆様の取り組みでなんとかぎりぎりのところまでは来ていると思います。学生や教員がカルテに入力をしていく必要がありますので、注視していかねばなりません。そのほかの計画も気を抜かないようにつつがなく進めたいと思います。各部署でご協力のほどよろしくお願いいたします。また、5年に一度の教職大学院の認証評価の年でもあります。大変な作業となりますが、よろしくお願いいたします。協定校も12大学となり進学者も徐々に増えつつあります。

次に「未来共創プラン」は、昨年実施4年目となり、お陰様でどの戦略も着実に積み上げることができています。感謝いたします。昨年も述べましたが、企画課の中に、未来共創推進室を立ち上げ、戦略ごとに担当課を決めて実施してきました。各イベントを広報課でPRをしてもらっています。先月、学生広報スタッフ6名を任命しました。大いに期待をしています。
どの戦略も学生、教職員、附属学校園、県内教育委員会や地域の企業等との連携によるものがほとんどで、連携強化につながっています。

特に、一丁目一番地である「子どもキャンパスプロジェクト」は、「科学ものづくりフェスタ」、「あつまれ子どもキャンパス」や「子どもまつり」など大きなイベントを含め、学生や附属高校の生徒、教職員、地域の皆様が連携して取り組むことができ、予想をはるかに超える子どもたちを招くことができています。「あつまれ子どもキャンパス」は、募集開始当日にほぼ全部の企画の定員が埋まるほど、地域からの期待をいただいています。

緑の表紙の未来共創プランの報告書は、どこに出向くときも持参しています。今や本学のアピールポイントとなっており、文部科学省からも好評価をいただくまでになりました。県外の市町及び教育委員会との相互連携協定の締結も地域連携課の働かきかけで、順調に進み具体的な連携ができています。
また、昨年、新たなコンセプトとして「新しい形の教員養成に挑戦し教職の魅力を高め、未来につなぐ!」を掲げました。そのために地域と共に教員を養成する新設科目「地域協働教育体験活動」の本格的な導入をはかりました。どの体験活動も学生はいきいきと取り組んでいます。どのような力がついたのかを検証しながら発展させたいと思います。

以上述べましたように、本学の新たな特色の芽があちこちで出始め、大きく成長しようとしています。大きな花が咲くまでには、まだまだ時間がかかりますが、もう少し大きく成長するまで、見守り育てたいと最近思うようになりました。学長選考?監察会議による、学長任期に関するパブリックコメントの募集も始まっています。どうぞご協力をお願いいたします。
最後に、いよいよ本格的な入試シーズンが始まります。入試課を中心にミスのないようお願いします。以上で挨拶とします。
仕事始めの貴重な時間をありがとうございました。

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