学校教員養成課程 高等学校教育専攻 教科学習開発系 数学専修
数学の楽しさを実感し,生徒に伝えられる教師を目指す。
専門教育科目を通して数学の魅力を十分に理解し,広い知識と深い洞察力を養います。
教科としての「数学」を担うことのできる教材研究能力?教材開発力のある高等学校?中等教育学校の教員の育成を目指します。
募集人員
14名
大学案内2025
- 大学案内2025「数学専修」(デジタルパンフレット)
- 大学案内2025「数学専修」(PDF)
(※リンク先で示しているページ/ファイル内における授業科目は2023年度時点のものです)
ゼミ紹介(動画)
ゼミの様子を動画で公開しています。画像の上でクリックすると再生します。
4年間の学び
数学専修で学ぶ主な学修領域には,代数学,幾何学,解析学,確率論?統計学,コンピュータ,数学教育学などがあります。1年次から3年前期までに,講義や演習を通してこれらの基礎を学んでいきます。3年後期からは研究室に所属し,少人数のゼミで専門を深く学びます。そして,4年次では4年間の学びの集大成として卒業論文をまとめます。
特色ある授業?ゼミ紹介
講義名「代数学B」
代数学は集合と演算をペアで考える代数系の構造を学ぶ学問です。代数学概論の群論,代数学Aの環論に引き続き,代数学Bでは体論を学びます。体は四則演算を自由に行うことができる代数系で,体の構造を持つ例として有理数全体や実数全体などが挙げられます。体論はさまざまな応用を持ち,例えばギリシアの三大作図不可能問題(円積問題?立方体倍積問題?角の3等分問題)を証明することができます。本講義では,有理数の定義から始め,拡大体についての基礎概念を習得し,群論と体論を結び付けるガロア理論の入り口まで学びます。
主な授業科目
- 線形数学
- 線形数学演習
- 微分積分
- 微分積分演習
- 集合と論理
- 初等整数論
- 代数学概論
- 代数学
- 代数学特論
- 幾何学概論
- 幾何学
- 幾何学特論
- 解析学概論
- 解析学
- 解析学特論
- 確率統計
- 確率統計特論
- プログラミング
- 中等数学科教育法
※授業科目は2023年度時点のものです
取得できる免許
卒業要件に含める免許状 | 高等学校教諭一種免許状(数学) |
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取得を優先して薦める免許状 | 中学校教諭一種免許状(数学) ◎特別支援学校教諭二種免許状 |
所定の科目履修で取得可能とする免許状 | ◎高等学校教諭一種免許状(情報) |
◎の免許状は,いずれか1つを選択し取得を目指すことが可能です。
将来のフィールド
教員を目指している学生が圧倒的に多いのが特徴です。そして教員志望のほとんどの卒業生が,高等学校?中等教育学校の教員になっています。