学校教員養成課程 義務教育専攻 日本語支援専修
日本語指導が必要な児童?生徒に,そして大人の学習者に,「ことば」を教えるプロフェッショナルとしての技術や方法を学びます。
日本語を母語としない人たちを対象とするのが日本語教育です。日本語支援専修では,日本語教育を専門とし,実践できる力を持った教員の養成を目指します。グローバル化した現代社会で日本語の役割は多様化しています。日本語や教育について深い知識と経験を持って,教育現場でその能力を発揮できる人材を育てます。
募集人員
23名
大学案内2025
- 大学案内2025「日本語支援専修」(デジタルパンフレット)
- 大学案内2025「日本語支援専修」(PDF)
(※リンク先で示しているページ/ファイル内における授業科目は2023年度時点のものです)
紹介動画
画像の上でクリックすると再生します。
4年間の学び
日本語支援専修では,ことばの専門家となるためにまず,「日本語学入門」「言語学入門」「日本語教育学入門」という三つの入門の授業を取ることになります。どの授業も,各分野のすみずみまで広く概観をするためで,例えば日本語学では,どのような研究が行われ,何が定説となっていて,どのようなことがまだ分かっていないのか,などを学びます。この後さらに専門的に勉強を進めるためには,日本語の音声,日本語の歴史,年少者のための日本語教育,日本語の教授法などを学ぶ授業が用意されています。演習方式の授業も多く,学生は主体的に学ぶことができます。
特色ある授業?ゼミ紹介
年少者日本語教育実習?日本語教育実習
日本語支援専修では実習の授業が2つあります。「年少者日本語教育実習」では,外国籍児童の数が半数を超えている近隣の小学校で,日本語で算数を教える実習を行います。4回のうち1回はリーダーとして教壇に立ち,3回はサポート役として参加します。日本語指導が必要な子どもたちと実際に接することで,子どもたちの意外なつまずきを知ることができます。「日本語教育実習」では,本学留学生に日本語を教える実習をします。ここで日本語で授業をすることの難しさを体験します。この二つの実習により,日ごろ意識せず使っている日本語を客観的に見つめ直すことができ,日本社会において今後も増加すると見込まれる外国人の理解につながることでしょう。
主な授業科目
- 日本語教育学入門
- 日本語学入門
- 言語学入門
- 音声学?音韻論
- 日本語史
- 年少者日本語教育概説
- 日本語教育実習
- 日本語教育事情
- 日本語教育学概説
- 日本語教授法
- 年少者日本語教育実習
- 日本語教育評価法
- 日本語学演習
- 日本語学研究
- 言語学研究
- 外国語教育科学
- 言語習得論
- 日本語研究の多様なアプローチ
- 日本語と外国語
- 言語生活
※授業科目は2023年度時点のものです
取得できる免許
卒業要件に含める免許状 | 小学校教諭二種免許状 中学校教諭二種免許状(国語もしくは英語) |
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取得を優先して薦める免許状 | 小学校教諭一種免許状 中学校教諭一種免許状(中学校二種の教科) |
所定の科目履修で取得可能とする免許状 | 高等学校教諭一種免許状(中学校二種の教科) ◎幼稚園教諭二種免許状 ◎特別支援学校教諭二種免許状 |
◎の免許状は,いずれか1つを選択し取得を目指すことが可能です。
将来のフィールド
取得した免許を生かして,小学校?中学校の教員になる人が多いです。国内の日本語学校で教えたり,大学院でさらに専門の研究に取り組む人もいます。他に,公務員や企業に就職する人もいます。