名古屋分校での講義の様子(1955年)附属図書館模擬授業ルーム総合科学課程発足10周年記念講演会(1997年)03師範学校を経て4年制大学として確立した教員養成課程 1949年に愛知学芸大学が発足し、2つの養成課程(小学校教員養成課程と中学校教員養成課程)からスタートしました。その後、1964年に現在の特別支援教育専攻にあたる養護学校教員養成課程、1971年に幼稚園教員養成課程、1975年に養護教諭養成課程が設置され、現在の教員養成課程(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、養護教諭の教員免許状が取得可能)が整備されました。「法人化」以降の教員養成課程 2004年の法人化後、2007年には初等教育教員養成課程に「情報選修」「英語選修」を、中等教育教員養成課程に「情報専攻」を設置しました。 2021年にこれまでの4つの教員養成課程を1つにまとめ、「幼児教育」「義務教育」「高等学校教育」「特別支援教育」「養護教育」の5つの専攻からなる「学校教員養成課程」に改組を行いました。共通的に身に付けるべき能力を育成したうえで5つの専攻制により、専門的な学びを深めます。多様な専門人材育成の変遷 1987年に教員に限らず多様な分野で活躍する人材の育成を目指して「総合科学課程」が設置され、2000年に改組された教員養成を取り巻く学芸4課程を経て、2007年に専門基礎教育を重視しリベラルアーツ教育の理念を取り入れた「全人教育」を行う「現代学芸課程」へと改組されました。2017年になると、時代の変化とともに子どもを取り巻く環境の多様化に対応するため現代学芸課程は改組され、教員とともに子どもの教育を支援する専門職の育成を目指し「教育支援専門職養成課程」が設置され現在に至っています。大学院の変遷 大学院は1978年に大学院教育学研究科が設置され、2008年に教育実践研究科いわゆる教職大学院、2012年に静岡大学と共同で「後期3年博士課程」を設置しました。2020年には教育学研究科と教育実践研究科を一本化し、さらに実践的で深い学びを探究しています。 このように、これまでの大学院教育の成果を踏まえ、学部教育との一貫性?系統性を保ちながら、新しい学校づくりの核となり得る教員および専門職業人の養成を目指して改革を行いました。 教育実践を分析?検証し、研究力を磨く「探究力向上プログラム」、教育現場における実践的指導力?応用力を身に付ける「教職力向上プログラム」を新設し、特定教科に限定しない小学校授業に特化した「小学校教育指導系」履修区分を新設しました。
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