TOPICS世界中の一人ひとりの幸せ(Well-being)を実現するためには、これまでの知識体系や人とのつながりを超えた発想で、協働して挑戦することが強く求められています。教科横断探究コースでは、このような課題に取り組むため、人やモノ、ディシプリン間のコミュニケーションを通して次のような資質?能力を発揮できる教師の育成を目指します。「観 る」:他者や世界に共感して思いや感じ方を 理解すること、自らの行動や実践を観ること。「編 む」:課題に対する探究活動のなかで、教科の 学びを編み直し、新たな知識?見方?考え方、 スキルを創り上げていくこと。「振り返る」:自己と他者、自己と社会のつながり、 自らの実践を、省察すること。国際バカロレア認定校である「山梨学院小学校」を訪問し、先生方や子どもたちに取材を行いました。毎年特徴ある実践校を自分たちで選び、訪問しています。コース生の声6年一貫教員養成コース15期生教科横断探究コースには、自分とは専門教科?専門分野の異なるコース生やコーディネーターの先生がいます。2022年度の活動では、異学年でチームをつくり、授業を構想したり、教材を吟味したりして、佐久島しおさい学校で授業を実践しました。また、2023年度は特色のある学校について調べ、国際バカロレア認定校である「山梨学院小学校」を訪問しました。自分の中にはない新たな教育観や、教科横断、探究学習について考えを深めることができ、とても良い刺激を受けました。教職大学院への進学を見通し、通常ではなかなか得られない学びがあることがこのコースの魅力です。少し忙しくはなりますが、教科横断探究コースには「このコースにしかない」学びがたくさんあります。授業はそれぞれの学年で行う「各期の時間」と、コース全体で行う「合同授業」があります。各期の時間では、それぞれの学年でコース生と教員が一緒になって学ぶ内容を決めます。文献を入念に読み込む期もあれば、外に出て自然から教材を見出している期もあり、それぞれの学年で特徴ある学びを展開しています。合同授業では異学年のコース生や教員がグループを組み、ディスカッションやプロジェクトを行います。普段異なる教室で学ぶ者同士が議論し協働することでさらに学びを深めます。本コースは入学後に希望して自専修にプラスして学ぶ特別プログラムです。Weaving編むRef lection振り返るサイトはこちら!Appreciation観る2006年から設置されている「6年一貫教員養成コース」を「教科横断+探究学習」に重点化し、2021年度から新たにスタートCommunication繋ぐAichi University of Education | 39Well-beingの追求教科横断探究コース
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