フライブルク教育大学留学体験記-2019.2
所属 | 現代学芸課程 国際文化コース |
---|---|
留学先大学名(国) | フライブルク教育大学(ドイツ) |
留学先での専攻 | 教育学 |
留学期間 | 2018 年 4月~ 2019 年 2月 (4年次に留学) |
奨学金受給 | 有 (愛教大未来基金) |
【留学先大学について】
学生数
3000人
留学生数
20~30 人
(留学生の主な国籍:カナダ 中国 ロシア アメリカ イギリス ルクセンブルク)
(うち日本人留学生数:2人程度)
学部
教育学部
大学の特徴
教育大学なので、総合大学に比べプレゼンテーションや発表の機会が多い
学生も教授も、人あたりが良い
大学の立地
自然豊かな場所にあり、キャンパスも整備されている
トラムに加え、新しく駅ができたので、移動も便利
【授業について】
受講した授業科目
Sprachkurs, Landeskunde Deutschlands, Phonetik, 歴史系の講義とセミナー
受講を薦める科目
Deutsch als Fremdsprache, English as a Global Language
履修方法
1学期目は担当者に補助してもらいながら、インターネットで履修。2学期目からは休暇中に自分で履修登録
外国語補講
有 (留学生のためにドイツ語の書き取りや文章作りのコツを教えてくれるところがある)
勉強についてのアドバイス
分からない単語や汎用性の高い文法を早めに頭に入れておく
自分の力だけでは限界があるので、フラットメイトや友達、先生にどんどん聞きにいく
?(教職希望の学生の場合)
教育システムについて国際比較をする授業があるので、履修するのがオススメ
インタビューしてまとめたり、日本の教育について客観的に考える機会が得られる
【留学前準備について】
準備期間
留学の6ヶ月前から準備
準備内容
預金残高証明書作成 必要書類を留学先に送付 ビザに関して調べる
留学先の情報収集方法
インターネットの留学生向けサイト 愛教大の留学体験記,帰ってきた人に話を聞きにいく
語学準備
(12ヶ月前から,学習方法:ドイツ語の授業を履修 塾に通学)
ビザ取得の有無
有 (取得に要した時間 2週間程度)
ビザ申請時の注意事項
ドイツ語が堪能な人(友達か交流センターのスタッフ)についてきてもらうこと
ドイツ語の証明書を忘れずに!
自分の語学力を示す書類も持っていく
航空券
往復 値段 130,000円
日本から持参した方がよいもの
自分のサイズの服や靴(23㎝以上しかない)調味料 インスタントの食べ物 コンタクトレンズと洗浄液
留学前にあると良かった情報
日本人コミュニティについての情報,アルバイトやボランティアについて
【留学先について】
都市(街)の名前
フライブルク
規模?雰囲気
ドイツの中では小さい街だが、新しい アットホームな感じがする
気候
夏はそこまで暑くない 冬は雪も降り、曇りの日が多い
治安
良い方だが油断はできない 日本人の女性は声をかけられやすいので注意
【日常生活について】
滞在先
Kunzenweg
滞在形態
寮
部屋の種類
共同(同居者は現地学生,部屋は個室、キッチンとバスルームは4人で共同)
家賃
月額 38,000円程度,光熱費込
滞在先での問題
5月にシャワーヘッドが足先に落下し、爪が割れ出血。念のため病院で感染症の注射を打ってもらった。
6月にチョコの食べ過ぎで虫歯になる。3ヵ月ほど歯医者に通院。
8月に脱水症状を起こし、道端で倒れる。その場に居合わせた人が助けてくれた。救急車も呼んでもらったが、症状が軽かったので病院には行かず、血糖値を上げる注射を打ってもらった。
その他、夏休みの旅行中に中国人の友達が階段を踏み外し、歩けなくなって病院へ付き添った。ベルリンではじめて救急車に乗った。
タンデムパートナーを探しに行くつもりが、別の目的で近づいてきた人と知らず、連絡先を渡してしまった。後日、一方的な連絡が続いて迷惑したので、見極めが重要。
まだ夜の時間でなくても、知らない人に声を掛けられることが多かった。とにかく毅然な態度をとるしかないが、少し怖い。(偏見ではないが、移民の人が英語で話しかけてくるケースが多いので注意。)
医療(日本から持参した方がいい薬,健康管理の注意点,利用病院名,費用など)
近くに病院、歯医者があるので、保険証を出せばお金がかからず治療できる
食事(学食?外食の値段など)
学食はメンザで5くらいだがあまり利用せず、自炊していた。外食すると20くらいかかってしまう
買い物(お店の名前など)
ZOという総合スーパーのようなお店で買い物していた。一番安いのはALDIで、REWEに行くと品揃えが良い。日本食を作りたい時は、アジアンマーケットに行くのも良い。
長期休暇の過ごし方
フライブルク大学の語学講座に参加していた。また、留学生同士で国内旅行に出かけた
インターネット,携帯電話の使用環境
寮では自分でWIFIをつなげる必要があるが、始めのうちはフラットメイトに使わせてもらうなどして対応
外で携帯電話を使う際はSIMフリーにしておいてドイツのキャリアに行くか、ALDI TALKなどを購入して自分でつなげる
服装,習慣?マナーの違いなど
服装はあまり着飾っていない人が多い(パーティー用の服は一枚ほしいかも)
発言の際、手をまっすぐ垂直に挙げない
ハキハキしゃべるようにする
【1日のスケジュール例】
※一番忙しいとき
8:30 Phonetik(発声学)
10:15 English as a global language (英語学)
12:00 昼食
14:15 Landeskunde(地誌学)
17:45 夕食
18:15 Deutsch als Fremdsprache(ドイツ語)
19:45 帰宅
【留学中,特に苦労したこととその対処法】
病気やケガの際、どの医者にかかるべきなのか、またどの薬を購入すべきなのか分からなかった。せめて自分の症状を伝えられるくらいの語学力は必要だと痛感した。また、秋から冬にかけてホームシックになった。自分のストレスを溜め込まず、適度に発散することが大切。
【留学を検討している学生にアドバイス】
今この留学体験記を読んでくださっている方で、少しでも留学に興味を持っているなら、ぜひ挑戦してみるべきだと思います。なぜなら、留学中の楽しいことも苦しいことも全部含めて、今後の人生の糧になるはずだからです。日本だけでは体感できないことを経験できるのが、留学の強みです。たくさん不安なこともあるとは思いますが、一歩踏み出して、新しい世界を見てきてください。