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本学学長及び安武名誉教授並びに事務職員が米国の協定校2校で学生リクルート活動等を実施

 2014年1月26日(日)~2月3日(月)の日程で,松田学長,安武名誉教授,稲吉機構運営課長,小林秘書広報係長の4名が,本学の学術協定校である米国インディアナ州のボールステイト大学とニューヨーク州にあるニューヨーク州立大学フレドニア校を訪問しました。

 この訪問は,今年度より開始された名古屋大学,三重大学との連携事業「アジアを中心とする国際人材育成と大学連携による国際化の加速度的推進」の一環として実施したもので,これまでにタイを始め,インドネシア,韓国,ドイツの各協定校を訪問し,今回は5カ所目として,ここ数年毎年双方向での学生交流が行われているボールステイト大学を中心に,しばらく交換留学生の交流が途絶えているニューヨーク州立大学フレドニア校へも足を運び,今後の交流を含め,留学生獲得に向けたリクルート活動を主な目的としたものです。リクルート活動としては,日本留学を希望する学生を対象としたプレゼンテーション及び先方の受入教員等との意見交換を実施しました。

 両大学でのプレゼンテーションでは,本学の概要と留学生用の日本語補講の説明の他,アクティビティとして,交換留学生の参加が中心となった各種イベント(大学主催だけではなく,地域の国際交流協会等のイベントも紹介)をPPTを使って説明,参加者の中には熱心にメモをとる者もおり,またアイシン精機での相撲観戦のPPTには歓声を上げるなど,真剣に耳を傾け,終了後には多くの質問が寄せられ,日本留学への関心の高さが窺われました。また,両大学との意見交換では,学生交流の活性化を図るための交流プログラムについて様々な提案が出されました。

 特に交流が継続しているボールステイト大学に対し,本学からの要望は,現在学生の受け入れ人数が1対1となっているが,ここ数年は本学からの留学希望者も多いことから,2対2または,3対3に変更出来ないか,過去受け入れていただいた国際交流基金による「日本語インターンシップ」の受入についての再検討,英語研修などの短期プログラムの実施について,検討を依頼しました。ボールステイト大学からは,本学へ留学した学生が取得する単位について状況の説明があり,現在日本語補講については履修証明書の発行のみであるが,修得単位として評価して欲しいとの要望があり,帰国後関係委員会へ働き掛け,実現できるようにしたいことを回答しました。

 また,ボールステイト大学では,本学から留学している2名の学生(国際文化コース3年柘植さんと大学院生田中さん)も同席して,日本語学科の先生方との懇談会を実施しました。二人とも,元気で留学生活を送っているとのことで安心しましたが,昨年暮れからアメリカ東部地域は例年に無い大寒波に見舞われているとのことで,訪問時でもマイナス20℃以下の気温が続くなど,そのせいか普段授業の無い日は,ほとんど学生寮から外に出ることはないとのことでした。現実に,訪問時にも,気温がマイナス27℃を記録するなど,大学の授業が休講となる日もありました。施設見学では,日本語学科の富澤先生にいくつかの建物を案内していただきましたが,何せ外はマイナス20℃以下の世界であり,徒歩での移動は危険を伴うため,車での移動でした。図書館を始め,アメリカンフットボールのスタジアムや体育館(本学の体育館と違い,数千人が収容できる観客席の付いた施設)を見せていただき,ただただ圧倒されました。ただし,施設の維持費には相当なお金が注ぎ込まれているらしく,年間何億円とお金がかかっているとのことでした。学生寮もフロアだけ見せていただきましたが,建物も新しくできたものであり,ビジネスホテルのフロントを思わせる綺麗な寮でした。

 ニューヨーク州立大学フレドニア校では,教務担当のブラウン副学長と今後の交流について意見交換を行った後,学長宿舎(本学の学長宿舎と違い,モダンでとても広く,専用の調理人と厨房を備えた,すばらしい建物でした)において,昼食を兼ねたレセプションが行われました。ボールステイト大学では,組織が大きすぎて(学生数は20,000人を超えています),役員(学長,副学長)との懇談会は日程の都合もあり,実施することは出来ませんでしたが,本学と同規模のニューヨーク州立大学フレドニア校では,急な訪問にも関わらず,ホーバーツ学長以下副学長等の役員の先生方も出迎えていただき,とてもアットホームな雰囲気でした。それ故に,今後同大学との学生交流が盛んになってくれればと思ったのは,恐らく私一人ではないと思います。レセプション終了後には,両大学長による学術交流協定書の更新を行いました。1988年に締結以来,一度も更新をすることがありませんでしたが,今回,松田学長の訪問に際し,急遽更新のセレモニーを行うこととなったものです。ニューヨーク州立大学フレドニア校とは,以前に学生交流が行われていた実績もありますので,何とか復活できるよう今後も両大学の担当者間で粘り強く協議できればと思います。

今回の訪問は,仕事の都合もあり,冬季となりましたが,季節の良い初夏や秋に訪問すれば,両大学のキャンパスをゆっくり見学出来たと思うと,少し残念でもありました。日程的にも約1週間での2大学訪問は,体力的にも大変であったと感じました。(両大学間の移動はジェット機を利用してもほぼ1日費やしました)今回のアメリカの2大学訪問については,本学関係者の公式訪問としてはかなり久しぶりでありましたが,ボールステイト大学の松本先生や富澤先生のご尽力もあり,当初の目的であるリクルート活動や関係者との意見交換会等が無事達成できました。お二人の先生方には,大変お忙しい中にも関わらず,空港への送迎等も含め,受入の事前準備から,役職者等との連絡?調整をしていただき,この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

またニューヨーク州立大学フレドニア校においては,安武先生の数十年来?の交流の賜と呼べる人脈のお陰で,順調にスケジュールをこなすことが出来ました。ここ10年間くらいは,交換留学生の実績もなく,国際交流担当者とも連絡を取る機会も無かっただけに,表敬訪問の連絡も取れず不安な面がありましたが,現地に行くと出迎えから,学生へのプレゼンの機会及び意見交換についても,担当責任者(副学長他)としっかり話す機会を設けていただいており,改めて安武先生に感謝する次第でありました。

いずれにしましても,過密スケジュールで駆け足で回ってきた感はありますが,リクルート活動や意見交換会の実施など,今後の交流の活性化を目指すにあたり,大きな成果を得ることができました。

尚,次年度においても,国際交流センターにおいて,アジア諸国を中心とした留学生獲得に向けた訪問計画を策定し,積極的な学生リクルート活動を展開していく予定です。

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  1. 教員との意見交換会(ボールステイト大学)
  2. プレゼンテーション(ボールステイト大学)
  3. 施設見学(ボールステイト大学:体育館)
  4. 協定書の更新(ニューヨーク州立大学フレドニア校)
  5. 学長?役員等との歓迎レセプション(ニューヨーク州立大学フレドニア校)
  6. プレゼンテーション(ニューヨーク州立大学フレドニア校)

カテゴリ:留学生支援?協定校交流支援部門からのお知らせ|掲載日:2014年2月28日

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